金(ゴールド)は大きく下落。早くも7月米雇用統計に関心集まる(XAU/USD 市況と分析)2024/9/2

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金(ゴールド)は大きく下落。早くも7月米雇用統計に関心集まる(XAU/USD 市況と分析)2024/9/2
 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

8月30日、金相場は反落し、大幅な下落を記録しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の12月限金先物は、1オンス2493.80ドルで取引を終え、前日比1.26%(31.90ドル)の下落となりました。

この下落の主な要因は以下の通りです:

1. ドル高・ユーロ安:
   米物価指標の発表を受けて、ドルが上昇し、ユーロが下落しました。ドル建てで取引される金は、ドル高時に割高感が出やすくなります。

2. 米長期金利の上昇:
   金利上昇は、利子を生まない金の相対的な魅力を低下させます。

3. 月末のポジション調整:
   月末にかけて、ドル買い戻しの動きが強まりました。

4. レイバーデーを控えた調整:
   9月2日月曜日のニューヨーク市場が休場となることも、調整の動きを後押ししました。

5. 経済指標の影響:
   米コアPCEデフレータなど複数の経済指標が発表されましたが、利下げ見通しを大きく左右するような結果はありませんでした。

しかし、長期的な観点からは以下の点に注目できます:

1. 月間パフォーマンス:
   金価格は2カ月連続で月間上昇を記録しています。

2. 年初来のパフォーマンス:
   金価格は年初から20%以上上昇しています。

3. 下支え要因:
   – 米利下げ見通し
   – 中央銀行などによる金の買い入れ
   – 中東やウクライナでの紛争継続による安全資産としての需要

今後の注目点:
投資家の関心は9月6日発表予定の7月米雇用統計に集まっています。この統計が今後の金融政策の方向性を占う重要な手がかりとなる可能性があります。

総じて、金市場は短期的にはドルの動向や経済指標の発表に敏感に反応していますが、中長期的には依然として強気の見方が優勢です。利下げ期待や地政学的リスク、中央銀行の金購入などが継続的な下支え要因となっており、今後も慎重に市場動向を見守ることになりそうです。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいになる中、価格は移動平均線の下に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは、基準の50と「売られすぎ」とされる30の間で推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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金は多くの形態で取引されています

金価格変動要因の一つ、米ドル指数の動向についてもみてみよう。米ドルの代替資産と見なされる金の価格は、米ドル高になるとその相対的な魅力が低下したととらえられることで下落要因となり、逆に米ドル安となると上昇要因になる、と考えられている。

2020年のコロナ禍においても、感染リスクが与える経済への不安以外にも、企業破綻連鎖やアメリカの経済支援策を含めた政治動向などの結果、金相場が40年ぶりに史上最高値を更新し7,700円台まで金相場が上昇しています。 2023年はウクライナ有事における金相場上昇に加えて、米国にて大手銀行が立て続けに破産するなど様々な要因が金の相場に影響を及ぼしています。 金相場を見極めるには世界情勢をチェックし複数の材料を俯瞰してみることで、それらの関係の変化を注意深く観察することが重要です。

金の価格が日々変わる理由は、ドルやユーロと価格の関係や米国経済状況の影響、原油価格とインフレ懸念やインド・中国の経済成長、地政学的リスクなどです。 この資産もモノですから社会情勢からなる需要と供給が理由となって価値が大きく変わるといわれており、日本国内でも円高の場合、価格は下がりますが、円安の場合は価格が高騰します。 逆にドルが高まれば価格は下落するなど、2008年のリーマンショック後に価格が大きく下落した時も、あらゆる商品価格が下落し比較的安全性の高い投資資金が米国に流れました。

金は多くの形態で取引されています。現物、先物、CFDなどです。さらに上場投資信託(ETF)でも取引が可能であり、世界各地で活発に取引されています。特に欧米の投資家は、株式投資と同時に金を取引することが多く、金ETFを売買することが多いようです。

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

GDP成長率については6月FOMC時の予想と比べると9月には23年が1.0%から2.1%、24年も1.1%から1.5%と大幅に上方修正された。6月の段階では今年の景気減速から来年はわずかながらも景気は改善という見通しだったが、それが一転して今年は潜在成長率を上回る成長となる一方、来年は今年よりも景気が減速してゆく見通しへと変わった。FF金利をより「長く」高めに維持することが、景気に対してより強い減速圧力がかかることを反映しているとも解釈できよう。

この章では、金相場が下落するタイミングを探っていきたいと思います。

世界的にドルで取引されている金は、日本に輸入する際にドル円為替相場によって価格が変わります。他の輸入品と同様に、1ドル100円のときと1ドル120円のときでは、120円で取引した金のほうが価格が上昇すると言えるでしょう。

金相場の将来予測は、長期保有を前提とするか、短期保有を前提とするかで大きく異なります。 金生産量の減少により、相場は徐々に上昇することが予想されますが、短期的には他の要因で一時的に相場が下落することが予測されます。つまり、短期保有でリターンを得たい場合には、他の投資対象も視野に入れる方法が有効であるということです。 投資の今後を考え、成功させるためには、自身の投資スタイルや投資目的なども考えてみると良いでしょう。

今回は金利要因を中心に分析を加えてきた。想定を上回る堅調な米景気を受け米長期金利が大幅に上昇したことで金価格が調整した。その景気見通しは今後鈍化が予想され、またすでに景気後退を引き起こしてもおかしくない水準まで景気先行指数は悪化してきている。

金は古くから価値の保存手段として認識されてきました。腐食しづらく、錆びない、そしてその物理的特性が変わらないためです。この特性により、金は長期的な資産保全手段として高く評価されています。歴史的にも経済的・政治的な不安定時期に金価格が上昇する傾向が見られました。

利上げサイクルの最終局面で起きた今回のベア・スティープニングがこうした景気見通しの悪化とともに解消されて米長期金利が低下し、過去と同様に、景気悪化で世界株式が下落する一方で金価格は上昇する、というパターンが繰り返されるとするならば、それに備えて分散投資の一環としてポートフォリオに金を組み入れる重要性は高まっていると考える。

はじめに約1年間のゴールドの動きを移動平均線大循環分析で確認して、次に日経平均株価と比較して見ていきましょう。まずはゴールドの動きです。2019年から2020年3月までは上昇期である第1ステージを維持していました。そこからコロナショックで大きく下落し下降期である第4ステージとなりました。しかし、下降期は長くは続かずに反転して上昇期である第1ステージに戻り大きく上昇しました。この動きは2020年8月まで続きました。この8月までの動きの特徴としては、新型コロナの感染拡大への不安や米国の大統領選挙への懸念などから安全資産としてゴールドを買う動きが活発だったということです。ゴールドは基本的には株式や債券のような配当や金利がありませんので、経済が安定しているとゴールドは売られやすく、戦争や紛争など世の中が不安定になればその特性から安全資産として買われやすくなります。そう考えると8月までは世の中は懸念材料を抱えていたのが、それ以降は少し解消されてきたとも考えられます。

下のチャートで金価格(青)とドル指数(オレンジ)の関係を見てみましょう。例えば2012年半ばから2013年末にかけて、金価格は下落しましたが、ドル指数は横ばいでした。このように、金価格とドル指数が必ずしも逆の動きになっているわけではありません。

国際市場における金の取引は主にドルで行われています。ドルが強くなると他の通貨を使用する投資家にとって金の購入コストが増加します。例えば、ユーロや円で取引する投資家にとって、ドル高は金の価格を相対的に高くし、金の需要が減少します。これが金価格の下落につながるのです。

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