【見通し】今日の株式見通し-米株休場で小動きか

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【見通し】今日の株式見通し-米株休場で小動きか

東京市場は小動きか。米国株はレーバーデーにより休場。欧州株はドイツ、フランスが上昇、イギリスが下落とまちまちであったが、米株が休場ということもあり、いずれも小幅な値動きにとどまった。ドル円は足元146円80銭近辺で推移している。夜間の日経平均先物は日中終値比90円高の38780円で取引を終えた。

 新たな材料には乏しく、様子見姿勢の強い1日になるだろう。きのうの日経平均は買い先行から失速して一時下げに転じたが、終値ではプラスを確保した。39000円に乗せた後の利益確定売りは一定程度こなしており、下値は限定的とみる。為替が円安気味で推移している点はフォローの材料。小幅高でもみ合う時間が長くなると予想する。日経平均の予想レンジは38600円-39100円。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】今日の株式見通し-米株休場で小動きか

S&P500の好調さの背景には FRBの利下げ見通しがある

このため株式市場では下半期も、S&P500上昇見通しが維持されそうだ。1年前の2023年下半期はFRBの利上げと長期金利の5%までの上昇という逆風に見舞われながらも、S&P500は最終的には7.18%の上昇を確保した。一方、足元の物価動向を踏まえれば、2024年下半期に同様の逆風が吹く可能性は低い。FRBのジェローム・パウエル議長は12日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、利上げの可能性を排しているわけではないとしつつも、「FOMC参加者の中では誰も利上げがベースケース(基本的な想定)だとは考えていない」とした。

FRBも経済の先行きを注視している。パウエル氏は12日の記者会見で物価上昇沈静化の動向を見極めるため利下げを急がないとの見通しを示したが、利下げを待ちすぎた結果として労働市場の急激な悪化を招く可能性について、「そのリスクがあることは完全に理解している」とも言及。労働市場の悪化を避けつつ、物価上昇の継続的な沈静化を図る舵取りを目指すことを強調した。

アメリカの株式市場が勢いづいている。S&P500種株価指数の2024年上半期の上昇率は18日段階で15%強。このままいけば2年連続で上半期の上昇率が15%を超え、26年ぶりの好調さといえそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ見通しが維持されていることが好材料となっており、下半期の値上がりにも期待がもてる状況だ。ただしS&P500の上昇は、人工知能(AI)ブームに沸く半導体大手NVIDIA(エヌビディア)など大手ハイテク株に依存している感が否めない。また、米国経済の堅調さが失われれば投資家心理が一変する可能性もあり、S&P500が下落基調に転じることも予想される。

S&P500の好調さの背景には、FRBの利下げ見通しがある。FRBが2023年7月以降、政策金利を5.25-5.50%で維持する中、米国の物価上昇率は徐々に低下。FRBは2024年6月の経済見通しで、年内に1度の利下げを行う方向性を示唆している。LSEGによると、米国の長期金利(10年物米国債利回り)は20日も4.2%台で推移しており、4月につけた4.7%台からの落ち着きが続く。

S&P500の今後の見通しは大手ハイテク株と米国経済の行方で大きく変化する。エヌビディアなどの決算発表、半導体市場の見通し、米国の経済指標などに異変が出れば、2024年下半期のS&P500への期待が落ち込む可能性は拭えない。

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