豪ドル/円 今日の見通し「豪GDPは堅調予想 米景気動向への警戒高まる」2024/9/4

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豪ドル/円 今日の見通し「豪GDPは堅調予想 米景気動向への警戒高まる」2024/9/4

【最新号】

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。この日発表された米国の経済指標が軟調な結果となり、米国の景気減速への懸念が原油の売りに繋がった。また原油減産を発表していたリビアの問題が解決へ向けて前進したと伝わったことも売り材料になった。終値は前営業日比-3.21ドルの1バレル=70.34ドル(9月3日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら>

・8月30日に発表された豪7月小売売上高は前月比±0.0%と市場予想(+0.3%)を下回った。

・8月28日に発表された豪7月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.5%となり、前月(+3.8%)から鈍化した。7月31日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+3.8%となり、市場予想通りに前四半期(+3.6%)から加速した。

・8月15日発表の豪7月雇用統計は、雇用者数が5.82万人の増加と市場予想(2.00万人増)を上回った。また失業率は4.2%へ悪化(前回:4.1%)したが、労働参加率が67.1%と前回(66.9%)から上昇したことが要因だった。

・8月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。ブロック総裁は市場の利下げ観測について「先走っている」とけん制した。

今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

豪GDPは堅調予想 米景気動向への警戒高まる

本日は豪4‐6月期国内総生産(GDP)が発表される。豪州ではGDPの約5割を個人消費が占めるが、その個人消費を示す代表的な経済指標が小売売上高となる。 4~6月の月次小売売上高(額面ベース)を見ると、1~3月までの値から約0.6%上昇している。そうしたこともあってか、豪4‐6月期GDPは堅調な結果となることが予想(前期比+0.2%)されている。市場予想から上下ともに大きくぶれることがなければ、豪ドル相場に与える影響は一時的なものとなりそうだ。
注目は米国の労働情勢、そして景気動向になる。昨日発表された米8月ISM製造業景況指数は市場予想を下回った。また5カ月連続で好不況の境目となる50.0を下回っている。今週の一番の注目は米8月雇用統計だが、米国の景気減速に対して警戒感が増している印象だ。本日は米7月JOLTS求人件数や米7月製造業受注が発表される。米国の経済指標の結果が労働市場や景気減速を想起させるものとなれば、昨日同様にリスクオフの動きとなるだろう。この場合、リスクセンチメントに敏感な豪ドルには相応の下げ圧力がかかりそうだ。

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
10:30 豪4‐6月期GDP
10:45 中国8月財新サービス業PMI
23:00 米7月JOLTS求人件数、7月製造業受注

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに曇り。7時に豪ドル/円のRSIでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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2028年3月の豪ドル円見通し

2028年1月の豪ドル円見通し。当月始値 118.48、最低 114.71、当月最高 118.48。平均 117.03。月末 116.46。変更 -1.7%。

2026年5月の豪ドル円見通し。当月始値 112.74、最低 111.04、当月最高 114.42。平均 112.73。月末 112.73。変更 0.0%。

2027年2月の豪ドル円予想。当月始値 115.61、最低 112.98、当月最高 116.42。平均 114.93。月末 114.70。変更 -0.8%。

こうしたRBAの情報発信と金融市場の見通しの食い違いは、いずれは修正されていくことになる。3日に発表される4-6月期の経常収支や、4日に発表される4-6月期GDPが豪ドル円相場を動かすきっかけになる可能性もありそうだ。

2026年2月の豪ドル円予想。当月始値 113.90、最低 112.82、当月最高 116.26。平均 114.38。月末 114.54。変更 0.6%。

2027年4月の豪ドル円予想。当月始値 115.44、最低 115.44、当月最高 120.68。平均 117.62。月末 118.90。変更 3.0%。

日本は主に原材料をオーストラリアから輸入しています。その後、完成品、工業製品をオーストラリアに輸出しています。豪ドル対円相場が安定している背景には、オーストラリアと日本、両国の貿易黒字がごく僅かであることがあげ られます。

9月4日(水曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 95.54、 最高 96.97、最低 94.11。 9月5日(木曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 96.37、 最高 97.82、最低 94.92。 9月6日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 96.69、 最高 98.14、最低 95.24。 9月9日(月曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 97.16、 最高 98.62、最低 95.70。

2028年5月の豪ドル円見通し。当月始値 120.06、最低 120.06、当月最高 125.37。平均 122.25。月末 123.52。変更 2.9%。

2028年4月の豪ドル円予想。当月始値 117.43、最低 117.43、当月最高 121.86。平均 119.20。月末 120.06。変更 2.2%。

最新の豪ドル円為替レート 97.2936円。日の範囲の 96.8984 - 97.7845円。前日 97.6415円。前日比 -0.36%。

2027年5月の豪ドル円見通し。当月始値 118.90、最低 118.90、当月最高 123.89。平均 120.94。月末 122.06。変更 2.7%。

2028年3月の豪ドル円見通し。当月始値 117.04、最低 115.67、当月最高 119.19。平均 117.33。月末 117.43。変更 0.3%。

2027年8月の豪ドル円予想。当月始値 122.35、最低 116.90、当月最高 122.35。平均 120.07。月末 118.68。変更 -3.0%。

2026年6月の豪ドル円予想。当月始値 112.73、最低 112.73、当月最高 117.47。平均 114.67。月末 115.73。変更 2.7%。

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