【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-下向きの25日線が上値抵抗に

FXブログ
【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-下向きの25日線が上値抵抗に

日経平均株価は続落。売り先行後の下値は限定的だった一方、下向きの25日移動平均線(37017円 9/5)付近に上値を抑えられる格好となった。

 RSI(9日)は前日の28.2%→20.6%(9/5)低下した。25日移動平均線が再び下向きに変化しており、目先は下方向に振れやすい。しかし、一目均衡表の基準線(35172円 同)との離れが依然として大きく、36000円~36500円処に向けて押し戻される動きは許容範囲としておきたい。現在、横ばいの基準線が上向きに転じる来週後半あたりまでに落ち着けるかが焦点となる。

 上値メドは、200日移動平均線(37464円 同)、心理的節目の38000円、10日移動平均線(38123円)、75日移動平均線(38587円 同)、心理的節目の39000円や4万円などがある。下値メドは、心理的節目の36500円や36000円、8/7高値(35849円)、心理的節目の35000円、8/7安値(33739円)などがある。

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-下向きの25日線が上値抵抗に

テクニカル分析には一長一短があり 万能なものはありません

移動平均線はテクニカルチャートといわれるものの一つで、相場のトレンドや価格の方向性を見る際の参考となります。凸凹の出やすい日々の値動きを平均値としてならして眺めることで視覚的にも流れを把握しやすくなるでしょう。ただし、過去の数値を元に算出するため、実際の価格変動に対してはやや遅行する指標であることは念頭においておきましょう。

「MACD」は移動平均線を応用した人気のオシレーター系テクニカル指標です。 「MACD」と「シグナル」の2本の線のクロスの仕方や水準から売買を判断します。

今回のレポートでは、テクニカル分析を使い、日経平均株価の目先の値動きを探ります。図表1は、年初からの日経平均株価の推移に、下値支持線と上値抵抗線を書き加えたものです。下値支持線は3月9日の安値と5月12日の安値を結んだ線です。米主要株価指数が、このところ年初来安値を更新しているのに対し、日経平均株価が底堅く推移しているのは、この下値支持線が機能している面もあると推測されます。

移動平均線はテクニカル分析の基本として、他の数多くのテクニカル指標にも応用されているものです。移動平均線の成り立ちから理解しておけば、シンプルに相場状況を捉えるツールとして投資判断の一助になるでしょう。

テクニカル的には、日米ともに、主要株価指数が少なくとも200日移動平均線を安定的に超えて推移することが「ブル・マーケット(強気相場)」入りの最低条件と考えます。

テクニカル分析をする際には株式市場では、短期・長期として1週間程度(5日)と1ヶ月程度(25日)を組み合わせたり、短期・中期・長期として5日と25日、75日や100日などを組み合わせたりする例がみられます。分析したい期間に合わせて様々な組み合わせが可能です。

移動平均線を分析に活用していければ、取引手法の幅は広がります。今がどういう局面の相場か、相場のトレンドが上向いているのか下向いているのかといった状況の確認ができるうえ、売り買いの目安として用いることもできるでしょう。ただ、相場に先んじて何らかのシグナルを発することはありません。テクニカル分析には一長一短があり、万能なものはありません。株式投資においてはひとつの指標を過信しすぎることなく、さまざまな分析を併用して判断していくようにしましょう。

【QUICK Money World 片岡 奈美】株式投資を始めた皆さんは「テクニカル分析」なんて言葉をよく耳にされるかもしれません。日々刻々と変化していく株価の方向性を読み取ったり、売り買いのタイミングを見計らったりするのに役立つとされる分析方法はいくつもありますが、その中でも最もよく知られ利用されている「移動平均線」について、ここでは少し紐解いてみたいと思います。

また、下値支持線は右肩上がり、上値抵抗線は右肩下がりとなっているため、時間の経過と共に、2つの線の幅は徐々に狭くなり、三角形のようになります。この形状を、テクニカル分析では、「三角保ち合い(さんかくもちあい)」といいます。一般に、三角保ち合いが形成された場合、株価は三角形の頂点付近で下値支持線を下抜けると大きく下落し、上値抵抗線を上抜けると大きく上昇する傾向があります。

また、短期的な相場の方向性を示すとされる25日線の向きは、下向きから横ばいに転じつつあり、この先株価が大きく崩れなければ上向きに転じるとみられます。各種テクニカル指標面にさほど過熱感はなく、25日線超えを維持できれば、4月12日戻り高値(39,774円)や、心理的フシの4万円の水準へ向けて戻りを試す動きとなると考えられます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました