【見通し】NY株見通し-利下げ見通しを巡り8月消費者物価指数(CPI)に注目

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【見通し】NY株見通し-利下げ見通しを巡り8月消費者物価指数(CPI)に注目

今晩は物価指標に注目。昨日は引け後のハリス米副大統領とトランプ前大統領による米大統領選のテレビ討論会や、翌日の8月消費者物価指数(CPI)などの物価指標の発表を控え、様子見姿勢が強まったが、足もとで大きく下落したハイテク・グロース株に押し目買いが強まったことでS&P500とナスダック総合が2日続伸した。ただ、慎重な先行き見通しを示した大手銀行株が下落したことでダウ平均が小幅に反落した。

 今晩は利下げ見通しを巡り、寄り前に発表される8月消費者物価指数(CPI)に注目する展開か。来週17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが確実視されているが、利下げ幅を巡っては通常の2倍の幅の0.50%の利下げ見通しも強まっており、CPIを受けた9月FOMCや年内の利下げ見通しが焦点となる。また、引け後(日本時間、11日午前)に行われた米大統領選のテレビ討論会ではハリス氏が優勢との見方が多く、一定の安心感につながりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは8月消費者物価指数(CPI)のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、米10年債入札など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月11日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY株見通し-利下げ見通しを巡り8月消費者物価指数(CPI)に注目

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ニューヨーク金12月限は、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ見通しの後退を受けて上げ一服となったが、堅調な米小売売上高を受けて景気減速懸念が後退すると、押し目を買われ、中心限月ベースでの史上最高値2,548.3ドルを付けた。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)利下げが見込まれている。今週はパウエル米FRB議長が23日、カンザスシティー連銀が主催する年次シンポジウム、ジャクソンホール会合で講演を行う。

こうした中、仮に8月CPIの伸び率が予想よりも上振れた場合には、FRBの利下げペースが予想よりも遅くなるとの見方が、S&P500の逆風になる可能性がある。LSEGのデータによると、金融市場では12月のFOMC後の政策金利は4.22%程度になると見込まれている。現状の5.25-5.50%から1.1%ポイントほど低い水準になり、9月、11月、12月のFOMCのうち少なくとも1回は0.50%幅の利下げが行われる計算だ。金融市場での利下げ見通しの深まりは、期待が裏切られた場合の悪影響を大きくしていることも考えられる。

石油輸出国機構(OPEC)は10日に公表した月報で、24年の世界の石油需要見通しを前年比日量203万バレル増と、8月予想の日量211万バレルから下方修正した。また、25年の見通しについても日量174万バレル増と、従来の日量178万バレル増から引き下げた。下方修正は2か月連続となる。

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