小陽線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシグナルが点灯している。4手連続陰線の後に2手連続陽線で反発したものの、依然として転換線1.1079ドルを下回って引けており反落の可能性が示唆されている。しかし、転換線を上抜けた場合には、上昇トレンドの可能性が高まるため要警戒となる。
本日は転換線を念頭に置き、6日高値を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同水準を上抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス2 1.1202(8/26高値)
レジスタンス1 1.1155(9/6高値)
前日終値 1.1075
サポート1 1.0950(8/15安値)
サポート2 1.0882(8/8安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
みなさん こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です
純国産のテクニカル指標である一目均衡表は、時間論を軸にした高度なチャート分析が可能です。
みなさん、こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です。テクニカル分析を始めて20年。私が20年かけて学んだ「テクニカル分析」のエッセンスを全12回にわたってお伝えします!
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
一目均衡表は日本のみならず、世界中で使われる重要なテクニカル分析手法です。現在の相場が上昇トレンドなのか、いつトレンドが反転するのかといったタイミングを図ることに役立ちます。
明確なトレンドがない状況や、「ボックス相場」のような状況で威力を発揮するのが、「オシレーター系」の指標です。オシレーター系は、相場の過熱感、「買われ過ぎ・売られ過ぎ」といった状態を示すテクニカル指標です。
様々あるテクニカル分析の中でも、一目均衡表は「何日後に変化するのか」「いつ目標値が達成されるか」といった「時間」の概念を念頭に分析することが特徴で、トレンドの転換を読み解くことに長けています。ボラティリティが大きい暗号資産でトレンドの転換を読み解くことは非常に重要です。具体的にどのように示されるのかを見ていきましょう。
たとえば、「移動平均線」「RSI」「MACD」「ボリンジャーバンド」などが、一目均衡表と組み合わせられるテクニカル指標となります。
価格などに主眼を置いたその他のテクニカル指標を組み合わせることで、値幅の概念を加えたより高度な分析が実現します。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
究極のテクニカル分析と評されることもある「一目均衡表」ですが、いざ使おうと思うと、とても複雑で難しい印象を持たれるかもしれません。
一目均衡表は、1936年に都新聞の商況部部長を務めていた細田悟一氏が発表した、純国産のテクニカル指標です。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
ドル円のテクニカル分析では、234 日サイクルの 9 月 12 日頃に、148.59 円~148.77 円を目処とする高値を付けて、反落するシナリオが想定されている。また、オシレーター系指標(逆張り指標)は、価格の高値更新(145.07 円⇒147.87 円)に逆行する「弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)が出現しており、高値反落の可能性を示唆している。
FXで一目均衡表を有効活用したい場合は、時間論・波動論・水準論を理解し、他のテクニカル指標と組み合わせたより高度なチャート分析を行うことをオススメします。
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