[ユーロ米ドル]金融政策と経済比較

(ユーロ米ドル日足)

先週開かれたECB理事会では予想通り政策金利の0.25％引き下げを決定。声明やラガルド総裁の発言では追加利下げに関して慎重な姿勢が示されたことでユーロは上昇に転じた。FRBの利下げ速度はECBを上回るとの見方がユーロ買いを促したとみられることから、今週のFOMC会合で0.5％の利下げが決定されてもユーロはだいぶ織り込み済みとなり上値は限定的とみる。
ユーロ圏CPIは2.2％と目標の2％に近づいている一方でGDPは低調な状態が続く。特にけん引役のドイツは0.1％の減少と2期ぶりにマイナスとなるなど経済への不安が広がる中でユーロの下落チャネルは継続とみる。

今週のユーロドル予想レンジ：1.1140　～1.0940（61.8％）

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