ドル・円は弱含みか、米国の大幅利下げ観測と消費の減退で

ドル・円は弱含みか、米国の大幅利下げ観測と消費の減退で

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は弱含みか、米国の大幅利下げ観測と消費の減退で」
 17日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。米国の金融政策決定に向け大幅利下げ観測が継続し、ドル売り地合いの見通し。また、今晩発表の米小売売上高はマイナスが予想され、減速懸念のドル売りも出やすい。
 16日発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数は予想外に改善し、減速懸念の一服でドル買い先行。半面、連邦公開市場委員会(FOMC)に向け大幅利下げ観測が継続し、ドル買いを抑制した。ユーロ・ドルは1.11ドル台前半で底堅く推移し、ドル・円は140円台90銭台に回復も、141円台回復は阻止された。本日アジア市場は3連休明けの東京株式市場で日経平均株価は弱含み、ドル・円は一時140円30銭台に下げた。この後の海外市場は米金融政策を見極める展開となりそうだ。今晩から開催されるFOMCで0.50ptの大幅利下げ観測が見込まれ、ドル安地合いに変わりはない。連邦準備制度理事会(FRB)当局者による金利見通しも注目されており、年内に複数回の金融緩和への思惑が広がればドルは下落基調を強める可能性もある。一方、今晩発表の米小売売上高は前月比でマイナスが予想され、消費活動の不透明感からドル売り材料となろう。

通貨別分析

 

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株式会社フィスコ

 
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は弱含みか、米国の大幅利下げ観測と消費の減退で

ドル 円は弱含みか 米国の大幅利下げ観測と消費の減退で

一時1ドル139円50銭台まで円高が進む:米国の大幅利下げ観測は行き過ぎか?

米国時間12日にドル円レートは、1ドル158円台後半から10分程度のうちに1ドル157円30銭台まで円高ドル安に振れた。前日ほどの大きな動きではなく、可能性が極めて高いとまでは言い切れないが、日本政府が連日ドル売り円買いの為替介入を実施した可能性が考えられる。

ドル高円安が緩やかに修正されていくことは、個人消費を中心に日本経済にはプラスだ。しかし、FRBの急速な利上げによって進んだ大幅なドル高が本格的に修正される場合、緩やかな修正になるとは限らない。

この先、米国景気の減速が強まり、より急速な利下げ観測が浮上する場合、あるいは11月の大統領選挙でドル安を掲げるトランプ前大統領が再選される場合には、急速なドル安円高が生じる可能性がある。

為替介入の効果が徐々に剥落する中、ドル円レートが再び1ドル160円台に乗せる可能性は十分に考えられるが、165円に到達する可能性はかなり低下したと見ておきたい。1ドル110円~115円から始まった歴史的な円安は、1ドル160円~165円までの約50円の幅で終焉するものと予想される。

実際に、FRBが9月に利下げに踏み切ることを金融市場が確信すれば、ドル円レートは円高の流れに転じるきっかけとなるのではないか。そこに至るまでにはなお多少の時間があるが、それまで、政府の為替介入と日本銀行の円安けん制によって、時間稼ぎを行うことは可能だろう。

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