見つけにくい飲食店 人気の訳
お店独自のコンセプトが強力であれば、集客に大きなコストをかけずとも、口コミなどで人気を集めることが可能です。
一緒に店をやろうと二人で決めた一週間後には、現在の物件を見つけ、即決した。開業にあたり、川田さんの頭には、すでに詳細なイメージがあったという。店名や席数、スタッフの人数に配置、ティーペアリングをやることも決めていた。それを具現化できる理想どおりともいえる物件に早々に巡り合えた。それは運が味方した訳ではなく、林さんのおかげだと話す︒﹁僕はわりと深く考えるタイプで、その分スタートが遅れることもあるのですが、彼は決断力と行動力がズバ抜けている。すごいスピード感で物事が動いていく。今、なんとか順調に進んでいるのは、全くタイプの違う二人が若い頃に出会えたことも、間違いなく理由のひとつといえます」
次に、軸の中に「若い人」とあるので必然的に「who(ターゲット)」は若年層になります。続いて、「what(商品/メニュー)」を決めます。お店の形態がカフェであること、ターゲットが若い人であることが決まっているため、若い人に人気な、見栄えの良いスイーツなどを提供することが決まりました。
住所は非公開、看板もないという「たどり着きにくい」飲食店が人気だという。入店するため会員になったり、住所だけを頼りに路地裏で店を探したりと、手間暇かけて行きたくなる店の魅力とは。
そんな状況を防ぐため、コンセプトづくりを始める前にはまず「変えたくない軸」を見つけておくことが重要です。軸がなければ、コンセプトは途中でぶれてしまい、結果、統一感のない店舗になってしまうでしょう。しかし、変えたくない軸を見つけておけば、コンセプトづくりでどんなに迷っても、原点に立ち返って考え直せます。
「ポークビンダルー食べる副大統領」は、独特の酸っぱ辛い味が特徴的なポークビンダルー一品のみを提供するお店。ミシュランガイド東京2022のビブグルマンに選出された人気店です。場所から逆算してコンセプトを考え、集客に成功した事例です。
一期一会、隠れ家…プレミア感ある体験 住所は非公開、看板もないという「たどり着きにくい」飲食店が人気だという。入店するため会員になったり、住所だけを頼りに路地裏で店を探したりと、手間暇かけて行きたくなる店の魅力とは。
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