ポンド/円今日の見通し「英CPIはBOEの政策決定に変化を与えるか？」FXトレード戦略 2024/9/18

ポンド/円今日の見通し「英CPIはBOEの政策決定に変化を与えるか？」FXトレード戦略　2024/9/18

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック
今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ
1. 英CPIはBOEの政策決定に変化を与えるか？
ポンド/円最新チャート分析
今後の注目経済指標・イベント
「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日15:00 英8月CPI発表！
・英7月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.2%で予想(+2.3%)は下回ったものの前月（+2.0%）からは反発した。またCPIコアは+3.3％となりともに予想や前回（+3.4%、+3.5%）から低下した（8月14日）。

・9月11日に発表された、英7月月次国内総生産（前月比）は±0.0%となり、予想（+0.2%）を下回った。8月15日に発表された英4-6月期国内総生産（GDP、速報値）は市場予想通り前期比+0.6%だった。

・9月10日に発表された英8月失業率は4.7%で前回（4.6%）から悪化。4-6月週平均賃金（除賞与）は前年比+5.1％と予想通りに前月（+5.4%）から低下した。

・英8月製造業購買担当者景気指数（PMI）と8月サービス業PMIの改定値はそれぞれ52.5、53.7となった。サービス業PMIは前月から改善を示した速報値（53.3）からさらに上方修正された（9月2日、4日）。

・8月1日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を5.25％から5.00%へ引き下げた。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中5人が利下げを支持、4名が据え置きを支持した。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

英CPIはBOEの政策決定に変化を与えるか？

本日は英8月CPIが発表される。英国のインフレは5月、6月にBOEのインフレ目標の前年比+2.0%に達したのち、7月に+2.2 %へやや反発した。BOEは8月に公表した金融政策報告で、英国内のインフレは今年の7‐9月期は+2.3%、年内では+2.75%程度まで反発をすることを予測している。今回発表される8月分の市場予想は+2.2%となっているため、市場予想を大きく上回らなければBOEの予測の範囲内と受け止められそうだ。現時点では市場は明日（19日）のMPCでの利下げを2割程度しか織り込んでいない。仮に英8月CPIが市場予想に反して下ブレた場合には、9月利下げの可能性が急浮上することもあり得るので注意したい。またBOEはサービスインフレの動向も気にかけているため、同時に発表される英8月CPI・サービスの結果も注目したい。

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

15:00 英8月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは曇り空に太陽が覗く。9時にポンド/円でシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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