新幹線分離 人為的ミス考えにくい

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新幹線分離 人為的ミス考えにくい
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新幹線分離 人為的ミス考えにくい

19日午前8時7分ごろ、宮城県大崎市の東北新幹線・古川―仙台駅間で、東京行き新幹線の連結部分が走行中に外れ、いずれも線路上で停車した。盛岡駅で「はやぶさ6号」(10両)と「こまち6号」(7両)を連結して走っていたが、何らかの理由で分離したという。計約320人の乗客にけがはなく、原因を調べている。JR東日本の新幹線の連結が走行中に外れるのは初めて。

19日朝、宮城県内を走行していた東北新幹線で車両の連結部分が外れました。JR東日本によりますと、新幹線は当時、時速およそ315キロで走行していたということです。専門家は、車両どうしが衝突するおそれもあった極めて重大な事故だと指摘していて、JR東日本が連結部分が外れた原因について調べています。記事後半では、発生からの状況などを時間経過とともに、お伝えしています。

JR東京駅では、新幹線のチケットをキャンセルする人たちなどで窓口に列ができ、困惑の声も聞かれました。山梨県から青森県や秋田県をまわるツアー旅行に参加する予定だった70代の男性は「車両の連結部分が外れるというのは初めて聞き、びっくりしました。新幹線が運転を見合わせたためツアーが中止になり残念です」と話していました。東京で親戚に会いこれから山形県に戻るという50代の男性は「新幹線が止まっているので在来線の迂回ルートのチケットを購入しました。到着が3時間ほど遅れますがしかたないですね」と話していました。また、栃木県の小山駅から、東京行きの東北新幹線に乗車していた70代の男性は「新幹線に乗っていたら車両点検で運転を見合わせるという車内アナウンスが流れびっくりしました。連結が突然外れるのはこわいです」と話していました。

東北新幹線は宮城県大崎市の線路上で、「はやぶさ」と「こまち」をつなぐ連結部分が外れて停車していましたが、JRによりますと、このうち「はやぶさ」については点検が完了したとして午前11時半すぎ、速度を落として仙台駅に向かっているということです。「はやぶさ」にはおよそ200人の乗客が乗っているとしています。

午前8時半すぎ宮城県大崎市の東北新幹線の下り線の車内から撮影された写真です。上り線の線路に東北新幹線「はやぶさ」とみられる車両が停車し、連結部分が外れた状態になっているのが確認できます。撮影した人は「通勤で東北新幹線に乗車していたところ、急ブレーキがかかり、列車が止まりました。隣の上り線にはやぶさが止まっていました」と話していました。

JR東日本によりますと、東北新幹線は宮城県古川駅と仙台駅の間で走行中の車両の連結が外れて停車している影響で、東京駅と新青森駅の間の全線で運転を見合わせていましたが、午前10時50分に東京駅と仙台駅の間の上下線で運転を再開しました。仙台駅と新青森駅の間は引き続き運転を見合わせていて、再開の見通しは立っていないということです。

NHKのヘリコプターによる上空からの映像には、東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」は、上りの高架上で、「はやぶさ号」と「こまち号」の連結が外れ、それぞれ離れた位置で停車している様子が写っています。映像を見る限り車両が大きく損傷しているような様子は見られません。また、下りの線路に別の新幹線の車両が停止しているのも写っています。

車両の連結部分が外れた新幹線に乗車している男性が午前11時半ごろ、停車中の車内からNHKの電話取材に応じました。男性によりますと出張先の盛岡から東京に戻るため、午前7時37分発の「はやぶさ」に乗車したということです。午前8時ごろパソコンを使って車内で仕事をしていたところ電車が突然とまりましたが、大きな音や衝撃などの異変は感じられなかったということです。その後10分ほどがたって連結部分が外れたと車内でアナウンスがあったということです。今のところ、車内で混乱はなく冷房が効き「運転再開時刻は未定です」というアナウンスが繰り返されていて、乗客が電話をしたり、体を伸ばすなど軽い運動をしたりする様子がみられるということです。男性は「連結部分が外れたとアナウンスで聞いてそんなことがありえるのかなと驚きました。午後には仕事の予定が入っていましたが、参加するのは難しいと思うので、新しい情報を待ちたいと思います」と話していました。

JR仙台駅の新幹線の改札口は大勢の人で混雑が続いています。横浜で商談があるという40代の会社員の男性は「東北新幹線は、最近、何度も運転が止まっている。いったいどうなっているのか」と話していました。また、仙台市の60代の女性は「きょうは、初めて東京に歌舞伎を見に行く予定だったのに、とてもショックです」と話していました。

JR東日本によりますと19日朝、走行中に車両の連結部分が外れた東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」は、ともに脱線はしていないことが確認されました。現在も運転再開の見通しはたっていません。

国土交通省東北運輸局は「東北新幹線の車両の連結部分が外れて分離したという情報は入っていて、JRと連絡を取り合っている。今のところけが人の情報は入っていない。車両の状況など、情報を収集している」と話しています。

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