【S&P500】上値抵抗を抜けきれない状態続く。短期トレンドは“強気”を維持。
直近の日足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。上値トライに失敗した形となったことから5,600近辺の足元を固め直す動きが強まると見られます。短期トレンドは“強気”の流れを維持していますが、5,550以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値余地がもう一段拡がり易くなります。逆に5,650-60の抵抗を実体ベースで上抜けて終えれば浅い調整下げに終わった可能性が高くなり、一段の上昇に繋がり易くなります。上値抵抗は5,650-60，5,680-90，5,700-10に、下値抵抗は5,600-10，5,570-80，5,550-60，5,500-10，5,470-80にあります。
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SP500 プロの予想 上値抵抗を抜けきれず
図表1は、シカゴ連邦準備銀行が算出している「金融環境指数」（Financial Conditions Index）とS＆P500の推移を示したものです。S＆P500は昨年から株価の重しとなっていた「上値抵抗線」（レジスタンスライン）をブレイクしました。同時に、昨年初から10月までの下げ幅の3分の1超を取り戻したことになります。
株式市場にも利益確定売りが広まりました。注目されていたパウエルFRB（米連邦準備制度理事会）議長の対談イベント（7日）や他FRB高官によるタカ派発言にも揺さぶられ、株式も債券も上値の重い展開を余儀なくされました。
米国株は上値抵抗線をブレイク：世界経済はソフトランディングする？
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