金(ゴールド)、史上最高値を更新!どこまで上がるのかを分析(XAU/USD 市況と分析)2024/9/20

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金(ゴールド)、史上最高値を更新!どこまで上がるのかを分析(XAU/USD 市況と分析)2024/9/20
 

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動画で最新の見通しを解説

金スポット:最新の見通し

1. 現在の市況:
   – ゴールドの上昇が止まらず、2600ドル台を突破
   – 世界的な利下げサイクルにより、金利のつかない金が注目されている

2. テクニカル分析:
   – 移動平均線:短期・中期ともに3本とも上向きで、強気のパーフェクトオーダー状態
   – RSI:70ラインを突破し、短期的な上昇勢いが強い
   – チャート形状:上昇トレンドが続いている

3. 今後の見通し:
   – 短期目標:2650ドル
   – 中期目標:2750ドル
   – 心理的な節目:2700ドル、2800ドル、2900ドル

4. 分析方法:
   – 波動理論を用いて、過去の上昇幅を基に将来の目標価格を予測
   – 週足チャートと日足チャートの両方で分析を実施

5. 注目ポイント:
   – 2600ドルをしっかりと突破できるか
   – 短期的には2650ドル、中長期的には2750ドルを目指す展開が考えられる

結論:
ゴールドは現在、強い上昇トレンドにあり、テクニカル分析からも更なる上昇が示唆されています。短期的には2650ドル、中期的には2750ドルを目標とする展開が予想されます。世界的な金融政策の動向や、2600ドルの突破確認が重要なポイントとなります。投資家は引き続きゴールド市場に注目する必要があります。

金スポット チャート分析(日足)

金(ゴールド)日足チャート

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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また 逆説的に考えると 今は金の売り時といえます

現在問題となっているウクライナ危機が解決すれば、いったん金への需要が減退し、金価格が下落する可能性は十分あります。

そのため、金への需要は、世界情勢が不安定なときに増大します。企業価値の増大が見込め、安心して投資できる状況になれば、投資家は金を手放し、収益を求めて株式などリスク資産への投資を進めるでしょう。

コロナショックから立ち直るのに、ごく最近まで各国は低金利政策をとっていました。低金利のために金保有によって逃す利益をさほど意識しなくて良かったことが、金への需要を押し上げてきたといえるでしょう。

7月30日に、金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(略称WGC、本部ロンドン)が第2四半期の世界の金需要統計を発表した。

その理由は、米ドルが「基軸通貨」であり、金は基軸通貨の信認が揺らいだときに「代替通貨」としての役割を果たすからです。

ウクライナ戦争や中東情勢混迷などにより、「有事ムード」起因の金(ゴールド)相場への上昇圧力が発生している中で、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策が緩和的になりつつあることで、景気回復期待が増幅して「代替資産」起因の下落圧力が、同時にドル安観測が浮上して「代替通貨」起因の上昇圧力が発生し、これらが相殺され、上昇圧力が優位な状態が続いていると考えられます。

この点で今週も世界的な株安の流れがどうなるかということも、金価格の見通しには影響を及ぼす。8月2日に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した7月30日時点でのCTA(商品投資顧問)など短期筋のポジションは、前週比29トンほど減少していた。その後の価格推移からさらに減少しているとみられることから、株安処理の売りは一巡しつつあると見る。むしろクレジット市場への影響を懸念しFRBが緊急利下げに踏み切る可能性もあり得ることから、NY金は買い優勢に転じる可能性もありそうだ。

また、逆説的に考えると、今は金の売り時といえます。現状、新たな社会的・経済的要因がない限り急騰は考えにくいためです。今手放すべきか、長期予想を加味して保有し続けるか、しっかりと考えましょう。

西側と非西側の「世界分断」は、金(ゴールド)価格上昇の一因であり、戦争や資源国の出し渋りの一因となり、原油高止まり、食品価格高騰、非鉄価格底値切り上げ、などの一因と考えられます。世界分断がインフレの遠因であると、筆者は考えています。

金または金製品の売却をお考えの方は、ぜひ「おたからや」にご相談ください。

豊島逸夫事務所代表。 1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーを経てワールド ゴールド カウンシル(WGC)日本代表を務める。チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに金の第一人者として素人にも分かりやすく、独立系の立場からポジショントーク無しで、金市場に限らず国際金融、マクロ経済動向についても説く。 日経電子版の人気コラム”金のつぶやき”と日経マネー誌「現場発国際経済の見方」を連載中。日本経済新聞出版社や日経BP社から著書出版。

金は、保有していても金利が付きません。そのため金利が高い局面では、債券などを保有すれば得られたはずの利益を逃してしまいます。

一方、円建て国内金価格は、前週から続く円売りポジション解消の動きに拍車がかかり、米ドル安円高がさらに加速し、ドル建て金価格の上昇分を円高が相殺する形となった。それでもドル建て価格の反発が前述のように最高値更新に至ったことから、1万1700~1万1900円台の水準で売り買い交錯状態が続いた。8月2日の大阪取引所の先物価格(JPX金)の終値は1万1862円となり、週足は前週末比117円、1%の反発となった。レンジは1万1705~1万1995円となったが、これは想定レンジ1万1750~1万2000円に沿ったものとなった。

特に近年では、新興国などが通貨価値の保全のために金の保有高を増やしており、需要が減るとは考えにくい状況です。

金は、不況や金融不安でも安定した価値を持つ資産ですが、利子や配当は付きません。

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