大陽線引け。一目均衡表・基準線143.40円付近から上放れ、4日以来の高値144.84円まで上昇した。
上昇は一目・転換線の切り上がりを待ってからかと考えていたが先行して上昇が進み、むしろ同線の小幅な切り上がりを誘った。上昇が見込まれる転換線の動向が示唆する上向きの流れを強めた。まだ142.21円と下値に位置している転換線が十分に切り上がって支えとして機能するのを待つ間も、現水準での横ばいが予想される基準線が深押し局面の支えとなりそう。調整を挟みつつも上昇する流れが想定できる。
レジスタンス1 145.57(9/4高値)
前日終値 144.75
サポート1 144.04(5日移動平均線)
サポート2 143.40(日足一目均衡表・基準線)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル指標は物理的な法則や定理ではありません
ポンドドルは現在、フィボナッチ・エクステンション76.4%の水準1.2993レベルの攻防にある(下のチャート、緑矢印を参照)。このテクニカルラインを上方ブレイクする場合は、先月18日以来となる1.30台の攻防へシフトするだろう。
つまり、為替レートが移動平均線を割り込むか割り込まないかで、投資家の損益状況が大きく変化し、それが相場のその後に大きな影響を与えるというわけです。 為替レートの高値や安値は素のチャートを見ていればすぐわかりますが、平均値というのは計算しないと出てきません。 にもかかわらず、移動平均線が為替レートの下落を食い止めるサポート役を果たしたり、上昇を阻むレジスタンスになるのは、ひとえに世界中の投資家が移動平均線を見ているからです。 テクニカル指標は物理的な法則や定理ではありません。 多くの投資家が見ていればいるほど、意識すればするほど当たりやすくなる”心理的要素”が大きいことも忘れないようにしましょう。
今日現在、191.10台には短期の上値抵抗線が推移している。191.30レベルには21日線が推移している。日足チャートで直近の動きを確認すると、これらテクニカルラインで相場の反発が止められていることが分かる。ゆえに、ポンド円がこれらのラインを上方ブレイクする場合は、上値トライの機運が高まるだろう。
大陽線引け。5日移動平均線を下回る場面も挟みつつも、上昇中の同線を割り込んだ水準では底堅さを示し、157.94円まで2008年9月以来の高値を更新した。高値警戒感が高まるなか157.16前後へ切り上がった5日線からやや上方へかい離したため、調整の反落が大きめになる場面もありそう。しかし上向きの流れを否定するトレンド系テクニカル指標やチャートパターンが確認されるまでは上向きの流れを追うことになる。
しかし、ポンド円(GBP/JPY)はドル円の下落の影響を消化しながら反発トレンドを維持し、テクニカルの面で分岐点に差し掛かっている。その分岐点とは、191円前半の水準である。
しかし、テクニカル分析の世界では、実際の値動きを数学的な計算式で加工したうえで、その数値をもとに為替レートのすう勢を読み取る指標が数多く開発されています。そのもっとも初歩的でポピュラーな指標が「移動平均線」です。
これらオシレーター指標が買われ過ぎの水準付近でデッドクロスへ転じる場合は、反落相場を警戒したい。特に上述したテクニカルラインや192.00レベル(リトレースメント61.8%)をトライする局面では、反落の可能性を想定しておきたい。
今日以降、ポンド円が上値抵抗線と21日線を上方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準192.07レベルのトライが焦点として浮上しよう。このテクニカルラインをも突破する場合は、194円台まで上昇幅が拡大する可能性が出てくる。
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