不適切言動 エフエム東京社長辞任

同社によると今年６～８月、大声でどう喝するなど、黒坂氏の不適切な言動について複数の内部通報が寄せられた。人材流出を招いたなどとして、同社は黒坂氏に対し、８月から年度末まで、月額報酬の一定率を減額する処分を行っている。

エフエム東京は26日、黒坂修代表取締役社長が10月1日付で取締役会長に異動するとの経営体制の一部変更を発表した。

今年6月から8月にかけ黒坂社長の不適切な言動に対する内部通報が複数件あり、常勤監査役による実態調査を実施。26日開催の取締役会で調査報告を行ったが、それに先立ち黒坂社長が代表職、社長職に関する辞意を表明した。 後任の代表取締役社長には、現在代表取締役会長の唐島夏生氏が就任する。 黒坂氏には、不適切な言動による社内的混乱、人材の流出、社内モチベーションダウンなどをもたらした責任を明確にするため、代表取締役の異動人事に加え、月額報酬の一定率を年度内削減する処分を実施中という。 また、唐島氏をはじめとする常勤取締役については、混乱などを未然に防げなかった責任により、月額報酬の一定率3カ月削減を10月報酬額から実施するという。 「新経営体制においては、ガバナンスの強化および厳しいメディア境下での構造改革を第一の課題と捉えるとともに、全国FM局によるJFN（ジャパンエフエムネットワーク）の新時代を切り開くべく加盟各局との連携をより一層強化してまいります」とコメントした。

エフエム東京は２６日、黒坂修社長が大声によるどう喝などのパワハラを複数回行ったとして、引責辞任すると発表した。後任は唐島夏生会長が務め、黒坂氏は代表権のない会長に就く。いずれも１０月１日付。

エフエム東京は２６日、パワハラ行為の責任をとり、黒坂修社長が１０月１日付で辞任し、代表権のない会長になると発表した。黒坂氏は２０１９年から社長を務めていた。新社長には唐島夏生会長が就く。