来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「ポンド円は上昇チャネルの中で調整中、ECB総裁は10月利下を示唆するのか」ハロンズ FX 2024/9/29

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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「ポンド円は上昇チャネルの中で調整中、ECB総裁は10月利下を示唆するのか」ハロンズ FX 2024/9/29
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2024年9月27日 16時00分

ポンド円は上昇チャネルの中で調整中、ECB総裁は10月利下を示唆するのか

ユーロ/円・ポンド/円、上昇幅拡大も急失速

ユーロ/円、ポンド/円は戻りを試す中、仏9月総合PMIが前回から急低下してユーロ圏の成長見通しが懸念されると、ユーロ/円は159.044円、ポンド/円は190.121円まで押し戻されました。しかし、中国の景気浮揚策や本邦の自民党総裁選で高市氏勝利が確実視されるとリスクオンの円売りが強まり、ユーロ/円は163.50円レベル、ポンド/円は196.00円手前まで上昇しました。しかし、最終的には石破氏が勝利したことで、ユーロ/円は160.20円レベル、ポンド/円は192.15円レベルまで急落するなど荒れる場面もありました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、米GDP・失業保険でドル円たまやー、こんな値動き攻略できるのか(2024年9月26日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

ECB利下げへの地均し進むのか

ユーロは域内の景況感はさえないものの、米ドル安を材料に底堅い動きが続く中、中国人民銀行(PBOC)による景気刺激策が加わり底堅く推移しています。米ドル安の流れが強まれば、2013年7月18日高値の1.12753米ドルを上抜けして上げ幅を広げる可能性も考えられます。こうした動きにつれて、ユーロ/円も上昇幅を広げるかもしれません。しかし、ECBが10月も利下げに踏み切るとの思いが徐々に広がっており、ラガルド総裁が足もとのデータを見てどのようなメッセージを市場に送るのか着目されます。また、円については金融所得課税を掲げる石破氏が次期首相となることがほぼ確定しており、株価の上値が抑えられやすくなったため、円の下値も支えられやすくなり、ユーロ/円の上値は重くなった可能性があります。

ポンドもユーロに似ているところはありますが、英国経済の底堅さが意識されやすい一方、すでに金利市場で11月利下げを完全に織り込んでいるため、ここから利下げを話題にしたポンド売りもハードルが高いように感じられるため、全体的にはポンド売り材料は少ないように思われます。あるとすれば、高齢者への冬季燃料費の補助を大幅に削減するなど緊縮財政路線を続ける政府への不満は、ポンドの重しとなる可能性はありそうです。短期的には買われ過ぎ感が強い中で、高値掴みには警戒したいところですが、底堅さは維持しているように感じます。

ポンド/円、190.00円付近で踏み止まれるか注視(テクニカル分析)

ユーロ/円は日足一目・転換線が上に向き始め、下方向の底堅さが増しつつあるようには感じますが、164.103円(26日時点)を推移する200日移動平均線に頭を抑えられたチャート形状からは強気になり切れません。また、200日線の上側には日足一目雲上限(164.906円)も控えており、200日線付近は一度売りを検討しても良いのかもしれません。

ポンド/円は上昇チャネルを形成し始めているようにも見受けられ、底堅さが意識されます。ただ、上昇チャネルの上限に接し、現在は高値からの調整局面を迎えているようです。この後、190.63円(執筆時点)付近の日足一目転換線で踏み止まり、再び上方向を目指せるか注視されます。ここで戻せれば、195.00円付近への戻しが期待できる一方で、失敗すれば189.00円付近までの調整も考えられそうです。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:157.000-163.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:188.000-195.000

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一言コメント

下に行くと思ったら持ち上げられて、なかなか相場の波に乗れない状況が続いています。しばらく様子を見るのもありなのかもしれませんね。

 
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来週の為替予想 ユーロ 円

中川日銀審議委員の「見通しが実現していけば緩和度合いを調整していく」「国内経済は穏やかに回復していると評価」の発言もあって、ドル円は141.50、ユーロ円は156.21」まで下落。

これにより、約117円台(2020年4月時点)で推移していたユーロ円は、約164円台(2023年11月時点)までの上昇を見せました。

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、自民党総裁選に対する思惑先行の地合いとなり、日本株の一段高も加わったことから146円台半ばまでドルは上昇した。

以下は、ユーロと日本の政策金利を比較したチャートです。

しかし、後になればなるほど「大幅で急激な」利上げに追い込まれることは、FRB(米連邦準備制度理事会)の例でも明らかである。来週の利上げがなければ一時的に円安に戻るだろうが、ドル/円相場は今以上に不安定になるリスクがある。

2024年149営業日目は153.87円からスタート。円高の流れは続き、東京時間夕方までに153円台をスルーして、さらに152.00円を割り一時151.93円まで円高が進んだ。ただ、この水準では買い戻しもありすぐに152円台に戻した。

来週さらに大荒れ予想のドル/円相場、円高と円安のメドは?

綺麗な逆相関とは言えませんが、米ドルが買われているときはユーロが売られ、米ドルが売られているときはユーロが買われていることが確認できます。 ユーロの強弱を分析する際は、まずユーロ米ドルを見ると良いでしょう。

ところどころ違いはあるものの、相関性が見られます。 ユーロを取引する際は、原油や金など商品市場も把握しておくと良いでしょう。

大まかな方向性はあっており、ユーロの相場動向を分析するうえで参考にできます。

7月25日(木曜)のドル/円相場は、前日比0.09円の「円安」だった。

今週の豪ドルは、豪中銀がさほど「ハト派」な姿勢を示さなかったことなどから堅調推移が継続。円安傾向も強まったことから、約2カ月ぶりに100円台に乗せた。

ユーロだけではなく、円や米ドルなど主要8ヵ国の通貨強弱を一目で把握できます。 今どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのかが分かるので、相場の予測を立てるのに役立つツールです。

日本以外の世界各国の中央銀行は、インフレを抑制しようと、ハイペースな金融引き締めを実施しました。 日本と世界各国の金利差が拡大し、大幅な円安を発生させました。

南アランドの対円相場(ZARJPY)は、9/11に記録した安値7.85円をボトムに切り返すと、今週末にかけて一時8.50円まで急伸しました。

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