【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-長い陰線を切り上がり75日線上を回復
日経平均株価は大幅反発。前日形成した長い陰線を切り上がるような動きとなり、ほぼ高値引けで75日移動平均線(38274円 10/1)上を早々に回復して終えた。
RSI(9日)は前日の61.0%→69.1%(10/1)へ上昇。200日移動平均線(37778円 同)や25日移動平均線(37570円 同)、10日移動平均線(37860円 同)などが集中する水準まで下げた陰線から反発する格好となった。9/27高値(39829円)を超えると、目先的に勢いがつく可能性が高い。
先週の段階で、9/2の戻り高値を超えたため、8/5安値を起点とした上昇二段上げ目に入ったことを確認した。目先的な調整をこなしながらも、当面の重要な上値水準となるのは7/18の下げで開けたマド上限(41054円)となる。
上値メドは、9/27高値、心理的節目の4万円、7/17安値(41054円)、心理的節目の42000円、7/11安値(42102円)などがある。下値メドは、10日移動平均線や25日移動平均線、9/12高値(36902円)、9/18高値(36675円)、9/17安値(35828円)、9/11安値(35253円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-長い陰線を切り上がり75日線上を回復
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析長い陰線を切り上がり75日線上を回復
「宵の明星」とは、3本のローソク足の組み合わせからなる「弱気への反転のサイン」と見なされるローソク足パターンです。上昇トレンドの天井で現れるとされ、テクニカル分析でたびたび注目されます。今回のケースでは、1本目が3月6日の陽線、2本目の「宵の明星」が7日の「小陰線」、3本目が8日の「大陰線(下方向へ窓を空けて、1本目の陽線の中心値より下で終値をつける陰線)」でした。
このため、日経平均株価の今回の急落は、中長期の上昇トレンドのなかでの短期的な調整局面に突入しただけのことと認識しています。テクニカル的には、75日移動平均線(12日時点で3万5621.06円)付近を「押し目の下限」と想定しています。
戻りの強さや弱さを教えてくれるテクニカル指標の代表格が、いつも解説に使っているモメンタムですが、このモメンタムを見るとどうでしょう。前回のコラムでも指摘しましたが、株価は75日移動平均線に接近したところで、上値が重たくなっていますが、その原因がモメンタムにあると思われます。
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