ドル円午前の為替予想、中東情勢と米雇用情勢の両睨みへ 2024/10/2

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ドル円午前の為替予想、中東情勢と米雇用情勢の両睨みへ 2024/10/2

午前の為替予想は… 中東情勢と米雇用情勢の両睨みへ

作成日時 :2024年10月2日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

142.500-144.500円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は、中東の地政学リスクの高まりを背景にドル買いと円買いが交錯。NY市場に入り、イランがイスラエルに向けてミサイル攻撃を実施したと伝わると円買いが先行したがリスク回避のドル買いも根強く、142.90円台で下げ渋ると143円台後半へと持ち直した。終値は前日比10銭程度ドル安・円高の143.54円前後だった。
なお、イランは今年4月にもイスラエルを直接攻撃したが、その際のイスラエルによる報復攻撃はイランの空軍基地を対象とする限定的なものだったため、市場への影響は広がらなかった。今回もイスラエル側の出方がこの問題のカギとなりそうだ。
事態がこれ以上エスカレートしなければ市場の関心は、あらためて米国の景気動向、とりわけ雇用情勢に向かうだろう。昨日発表された米8月JOLTS求人件数は増加したが、米9月ISM製造業雇用指数は低下した。本日は米9月ADP全国雇用者数に注目したい。本日のドル/円は中東情勢と米雇用情勢の両睨みで方向感を欠く展開が続きそうだ。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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ドル円午前の為替予想 中東情勢と米雇用情勢の両睨みへ 2024

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