東証一時1000円超高 首相発言受け

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが１２９１銘柄（７８％）、値下がりは３０９銘柄（１８％）、変わらずは４５銘柄（２％）だった。

金利上昇が収益性を高めるという期待から上昇していた銀行株は、東証33業種で下落率首位になった。

日銀の追加利上げに関する石破茂首相の発言を巡り、３日の東京市場では円安・株高が進んだ。円相場は一時１カ月半ぶりの安値水準となる１ドル＝１４７円２５銭に急落。日経平均株価は大幅反発し、上げ幅は一時１０００円を超えた。

新興株式市場は、東証グロース市場２５０指数が０．８９％高の６５０．３３ポイントと、反発した。

３日の東京株式相場は、日経平均株価の上げ幅が一時1000円を超えるなど大幅反発。前日に石破茂首相の追加利上げに慎重な姿勢や米ＡＤＰ民間雇用者数の発表を受けて円が対ドルで２％急落し、自動車などの輸出関連株が買われている。前日に大幅安になったことで、押し目買いも入りやすい。

東証では株価の水準が高い半導体関連株の上昇が目立った。