来週のドル円関連重要イベント
10月7日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
10/8(火):
【日本】8月国際収支・貿易収支
【アメリカ】8月貿易収支
10/9(水):
【アメリカ】米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
10/10(木):
【アメリカ】9月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
10/11(金):
【アメリカ】9月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは9日(水)の米FOMC議事要旨、10日(木)の米9月消費者物価指数(CPI)です。
9日(水)には、9月17日から18日にかけて開かれた米FOMCの議事要旨が公表されます。9月のFOMCでは0.50%の大幅な利下げが決定されたものの、パウエルFRB議長の会見での発言からFRBは今後の大幅な利下げには慎重と受け止められ、ドル買いが強まりました。FRBが4年半ぶりの利下げを決定した背景にどのような議論があったのか、議事要旨の内容に注目が集まります。
10日(木)には米9月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。
今週、ドル円は中東情勢をめぐる懸念から下落する場面もありましたが、石破首相が利上げに慎重な姿勢を示したことで大きく上昇するなど、荒い動きとなりました。
相場の焦点は11月6日から開催される次回FOMCでの利下げ幅となっており、来週の米指標に注目が集まります。このところ米金融政策を見通す上で雇用関連指標の重要度が増しており、相対的に物価指標への注目度は低下しているとも言われますが、来週の米CPIが予想と大きく異なる結果となった場合は相場に突発的な動きが出る可能性もあり注意が必要です。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
コメント