【FX&CFD予想】ドル円、上値を追う動きあり得る?短期では新しい円安ドル高トレンド 10月8日(火)川合美智子

FXブログ
【FX&CFD予想】ドル円、上値を追う動きあり得る?短期では新しい円安ドル高トレンド 10月8日(火)川合美智子
 

ドル円、上値を追う動きあり得る?短期では新しい円安ドル高トレンド【外為マーケットビュー】

配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は10月22日 (予定)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

動画の要約

ドル円の現状と見通し:

短期的にはドル高円安のトレンド
中期的にはまだドル安円高の流れ

今週の注目イベント:

10日のCPI発表
翌日の卸売物価指数

米国経済の状況:

ソフトランディングの期待
雇用市場と消費が堅調
インフレ率は低下傾向

ユーロ円の動向:

160円を割り込まない限り上値トライの可能性
上下動を繰り返す可能性が高い

ユーロドルの状況:

調整的な下げに入っている可能性

豪ドル円の動き:
97.50円を割り込むと下落リスクが高まる
短期的には上値を試す流れが継続する可能性

全体的な注意点:

中期トレンドがまだ弱い通貨ペアが多い
短期的な上昇でも、中長期的な抵抗線に注意が必要

目次

00:00 相場の振り返り
01:09 ドル円分析
06:54 足元の注目材料
09:06 ユーロ円分析
12:39 ユーロドル分析
14:28 豪ドル円分析

【CFD予想】日経平均・金相場押し目買いポイントは? 10月8日(火)川合美智子

目次

00:00 金(ゴールド)
01:47 日経平均

口座開設でもらえる!FXスターターパック特別キャンペーン

ここ(↓)から口座開設すると豊富な学習コンテンツを無料で全部プレゼント!

 

川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【FX&CFD予想】ドル円、上値を追う動きあり得る?短期では新しい円安ドル高トレンド 10月8日(火)川合美智子

FXCFD予想 ドル円 上値を追う動きあり得る短期では新しい円安ドル高トレンド

2023年12月7日に急落し、一旦94円を割り込んだ。米ドル/円の波乱につられた値動きだったが、大きく反落したため基調が一旦「崩れ」、回復には時間がかかると思っていたが想定より早期に回復、また高値圏にて保ち合いのレンジを形成していたところは大きな判断基準となった。

先週続伸しただけに、完全にブルトレンドへの復帰がなくても、しばらくは上値余地が拡大する可能性もある。そのため、2023年高値を起点とした下落変動自体を本物とみなし、また切り返しの継続があってもあくまで途中の速度調整に過ぎないが、性急な戻り売りは避けたい。

三村財務官は「投機的な動きも含めて、為替市場の動向は緊張感を持って注視する」と発言。前週末の米9月雇用統計を受けてドル/円が節目の150.00円に近付く中、円安けん制発言と受け止められたため円が上昇した。仲値公示に向けて実需の円買いも出た模様。

2つ目は、白井ほか(2023)で指摘した2024年のトップリスクが発現する場合である(図表10)。経済政策不確実性指数4について、ドルや円との相関係数をみると、円とはほぼ無相関である一方、ドルとは一定程度の相関関係がある(図表9)。地政学リスクをはじめ、政治不透明感が高まる場面では、円よりドルの方が選好されやすい傾向がある。特に、台湾情勢、中東情勢、BRICs経済不安定化、中国不動産市況・金融不安といったリスクが顕在化する局面では、「有事のドル買い」圧力が高まる可能性があるだろう5。

また、足元のドル円は金利差対比で円安水準にある(図表1)。米債券市場では、2024年のFRBによる利下げを織り込む動きが進んでいる一方、ドル円は十分に織り込んでいないとみられる。今後、FRBの利下げを織り込む動きが進めば、金利差との乖離を解消する形で、円高が進行するだろう。

2023年のドル円は、日米の金融政策見通しに振り回される1年となった。

その半面、2023年年末の高値更新と同様、高値トライがあっても上に定着しない可能性がある。それはモメンタムの低下を暗示し、これから上放れするまでなお時間がかかることを示唆している。今のところ、豪ドル対米ドルの軟調が足を引っ張っており、今週もモメンタムが抑制される可能性がある。

投機筋の円売りポジションが高水準である点も、円高要因として作用しよう。(A)ドルの先高感・円の先安感、(B)円売りドル買いのキャリー取引の活性化等が主な要因だ。一方、今後は、(A)一方的な円の先安観は高まりにくく、(B)日米金利差の縮小に伴ってキャリー取引は減少する、と考えている。

豪ドル/円相場は先週切り返し、値幅こそ限定的だったものの、堅調な推移を保った。先週保ち合いとなり、やや弱含みの展開となったが、上放れの志向が強く、これからブレイクすることを示唆していたため、先週一旦高値更新したことを重視しており、ここから上放れするという見方は変わらない。

日銀の早期政策修正観測は、一部の市場関係者らの憶測に過ぎなかった。そのため、米長期金利の下げ止まりが米ドルの切り返しをもたらす要素と認定され、2023年年末には米ドル/円は、一気に140円に迫った。これは米ドル安自体の「行き過ぎ」もあり、それに対する修正という位置付けのほうが視点としてなお有力であり、それは現時点でも変わらないと思う。

先週の米ドル/円相場は続伸し、一旦148.82円までトライ、基調の改善を一段と図り、レンジ変動があっても上限の拡大をもたらした。先週底買いで推移していたこと、また日本株の急騰に支持され、円が売られる傾向にあった。

しかし、レンジの上限に再三トライし、またすでに同じく再三のブレイクも果たしたため、上放れするのも時間の問題であり、場合によっては上値追いの可能性もあり得るだろう。そのため、弱気姿勢を取らずにロングスタンスで臨みたい。

2024年年初に起こった災害(能登半島地震など)の影響が、日銀の金融緩和政策の早期修正という思惑を大きく後退させ、米ドルの切り返しをもたらした。先週はモメンタムの加速も見られたため、しばらくは上値余地の拡大も想定しておきたい。

NY市場はイスラエルによるイランへの報復攻撃を巡る懸念がくすぶる中で株安・原油高が進行。米国債は原油の上昇と利下げ観測の後退を背景に下落し、10年債利回りは4%台を回復した。為替相場では円が全般的に強かった一方、ドルはまちまち。リスク回避ムードが漂う中で豪ドルは軟化した。

総合的に見ると、やはり心理大台の150円台の打診は覚悟しておきたい。その反面、それ以上の上値トライがあったとしても定着はしないだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました