東京市況
東京市場概況
- ドル・円は弱含み、149円84銭から149円18銭まで値下がり。
- ユーロ・円は反落、163円44銭から162円46銭まで値下がり。
- ユーロ・ドルは伸び悩み、1.0910ドルから1.0885ドルまで下落。
本日の予定
- 18:00 独・10月ZEW景気期待指数(予想:10.0)
- 18:00 ユーロ圏・8月鉱工業生産(前月比予想:+1.8%)
- 21:30 米・10月NY連銀製造業景気指数(予想:3.6)
- 21:30 カナダ・9月消費者物価指数(前年比予想:+1.8%)
- 24:00 米・9月NY連銀調査1年インフレ期待(8月:3.00%)
- 24:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁基調講演
- 02:00 クーグラー米FRB理事討論会参加
経済指標
- 日・8月鉱工業生産確報値:前月比-3.3%(速報値:前月比-3.3%)
- 英・6-8月ILO失業率:4.0%(予想:4.1%)
要人発言
- 韓国「北朝鮮による道路爆破を強く非難」「北朝鮮の動きは南北合意違反」
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株式会社フィスコ
東京市況ほかドル 円は弱含み 149円84銭から149円18銭まで値下がり
円は22年以降、FRBなど世界の中央銀行が利上げに踏み切るなかでも日銀が大規模な金融緩和を維持したことで下落基調となった。22年10月には1990年以来の安値となる151円94銭の安値を付けた。その後は政府・日銀による円買い為替介入もあり上昇に転じ、23年1月には127円台まで上げる場面もあった。ただ23年11月に151円92銭まで下落するなど、その後も円安圧力は続いていた。
10/7の8円50銭から取引を開始し、8円54銭へ上昇したものの、10/8の日経平均株価や香港ハンセン指数の大幅安を受けた円買いとともに8円42銭へ下落した流れを受けて10/9の東京市場で8円40銭へ下落。ただ、日足・転換線(8円37銭)を下値支持線として下げ止まり、中国政府が10/12に財政支援策について会見を行うとの報道を好感。さらに10/10-11の米CPIやミシガン大発表の期待インフレ率が市場予想を上回ったことを受けたドル円の149円台への上昇に加え、NYダウが史上最高値を更新したことを好感し南ア全株指数が10/9の84,677Ptsを目先の安値として10/11には86,149Ptsへ続伸したことも好感され7/23以来の8円58銭へ上昇し8円57銭で取引を終えました。日足・転換線(8円39銭)を下値支持線として7/23の8円60銭を上回り、7/15以来の8円80銭まで一段高となるか、あるいは転換線を下抜け、雲の上限(8円28銭)に向けて反落するか注目されます。そのため、10/15発表の9月企業マインド指数や8/16発表の8月小売売上高、さらに南ア最大の貿易相手国である中国が10/18に発表する7-9月期GDP、9月小売売上高や鉱工業生産に対する反応が注目されます。また、9/30の週には連立政権の安定を背景に大手米系証券が「向こう半年以内に南アの信用格付けが投資適格級に上がるとの見通し」を発表したことに対する期待感とともに海外からの投資資金流入が加速するとの思惑もあるだけにドル円が150円台を回復すればランド円の上昇を支援することになるだけに、ドル円の動向と合わせて注目されます。
19日に日銀がマイナス金利解除を発表する前は円相場は1ドル=149円台前半で推移していた。20日には米連邦準備理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決定した。市場では6月には利下げを始めるとの見方が広がったものの、既に利下げに踏み切ったスイス国立銀行(中央銀行)など他の先進国と比べれば利下げは遠いとの見方からドルに買いが集まっている。
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