[全般]ドル高基調に変化

東京市場では前日のドル売りの勢いを継いでドル円は上値の重い展開で始まった。また、足立日銀審議委員が「金融政策が正常化プロセスに入る条件は既に満たしている」との発言。ドル円は149円を割り込んだが、同時に「拙速な利上げは回避すべき」とも発言したことですぐに買い戻された。一方、日経平均株価が大幅安となったことからリスクオフの円買いも見られたがドルは底堅く欧州市場にかけてドル円は149円ミドル付近まで上昇。
ＮＹ市場ではユーロを中心にドル買いが強まるとドル円も上昇。また、ＮＹ株式市場三指数ともに反発すると日経平均先物も上昇。リスクオンの円安も進みドル円は149円80銭まで上昇した。しかし150円の大台が意識され上値は抑えられた。
ユーロやポンド、そしてオセアニア通貨などに対してもドル買いの勢いが増している。
一方で米長期金利は低下するなど金利と通貨の動きが連動していないなど、市場に歪みも見られる。
ＦＲＢの利下げ政策と日銀の利上げ政策に変化はなく、今の動きは織り込み過ぎた反動とみれば、そろそろドル買いにも変化が現れるサインとみることもできる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー