前日の海外市況
海外市場概況
- ドル・円:米段階的な利下げ観測に149円75銭から150円84銭まで円安・ドル高で推移。
- ユーロ・ドル:域内の金利先安観に1.0859ドルから1.0811ドルまでドル高・ユーロ安で推移。
- ユーロ・円:162円55銭から163円16銭まで円安・ユーロ高で推移。
- NY原油市場:大幅高、供給超過の懸念和らぐ。
- NY株式市場:まちまち、長期金利高を警戒。
本日の予定
- <国内>
- 14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標
- <海外>
- 17:00 南ア・9月消費者物価指数(前年比予想:+3.8%)
- 23:00 米・10月リッチモンド連銀製造業指数(予想:-17)
- 23:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁あいさつ・講演
経済指標
- 米・9月景気先行指数:前月比-0.5%(予想:-0.3%)
要人発言
- ローガン米ダラス連銀総裁「米国経済は強いが不透明性も残る」「中立水準に向け、段階的な利下げを支持」「政策は総資産縮小とあわせ、依然景気抑制的」「地域の企業は楽観的」「経済が見通しに達すれば、緩やかな利下げを予想」
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株式会社フィスコ
前日の海外市況ほかドル 円米段階的な利下げ観測に149円75銭から150円84銭まで円安 ドル高で推移
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は344.31ドル安の42,931.60ドル、ナスダックは50.46ポイント高の18,540.01で取引を終了した。
日本が休日だった9月16日のアジア市場では、薄商いの中、ドル円レートは円高に振れ、一時1ドル139円50銭台まで円高が進んだ。昨年7月以来1年2か月ぶりの円高水準だ。
今週9月17、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で 米連邦準備制度理事会(FRB)が0.5%の大幅な利下げに踏み切るとの観測などが背景にある。連休明けの17日のドル円レートは、1ドル140円台で東京市場に戻ってきた。
NY原油先物11月限は反発(NYMEX原油11月限終値:70.56 ↑1.34)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+1.34ドル(+1.94%)の70.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.00ドル-71.03ドル。アジア市場の序盤で69.00ドルまで売られたが、供給超過の懸念はないこと、中国の金融緩和が意識されたことから、買いが強まり、米国市場の後半にかけて71.03ドルまで買われた。ただ、ドル高を受けて利食い売りも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台半ば近辺で推移した。
午後に入ると、日銀による追加利上げ観測から円買い・ドル売りが増え、円相場は上昇に転じた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のニック・ティミラオス記者が12日付の記事で来週のFOMCでの0.5%利下げの可能性を否定しなかったことが円相場を支えたとの指摘もあった。
12日朝発表の8月の米卸売物価指数(PPI)、週間の新規失業保険申請件数は米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げに踏み切るとの見方を変える内容ではなかった。FRBによる大幅利下げ観測の後退が引き続き円相場を下押しした。米株高で投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円売り・ドル買いにつながった面もある。
今回のFOMCでの利下げ幅は0.25%となり、さらに年内残り2回の利下げ幅が合計で0.50%にとどまると予想する。その場合には、金融市場の利下げ観測はやや後退し、ドル円レートはドル高円安方向に幾分揺り戻される可能性をみておきたい。
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円73銭から150円84銭まで上昇し、150円81銭で引けた。米ダラス連銀のローガン総裁が米国経済が強く、段階的な利下げを支持すると再表明し、速やかな利下げ観測後退で、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0859ドルから1.0811ドルまで下落し、1.0816ドルで引けた。域内の金利先安観にユーロ売りが強まった。ユーロ・円は、162円60銭から163円13銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3033ドルから1.2977ドルまで下落した。英国中銀の利下げ観測にポンド売りが継続。ドル・スイスは0.8633フランへ下落後、0.8663フランまで上昇した。
【NQNニューヨーク=矢内純一】12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=141円75〜85銭で取引を終えた。米長期金利の上昇などを手がかりに円売り・ドル買いが先行した。ただ、日銀の追加の利上げ観測が根強く、次第に円買い・ドル売りが優勢となった。
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