参考レート 91.35円 10/23 1:46
パラボリック 90.08円 (実勢レートが上回れば買い・下回れば売り示唆)
移動平均線・MA(各レベルで短期が長期を上回れば買い・下回れば売り示唆)
5日移動平均線 90.94円 (前営業日90.82円)
21日移動平均線 90.94円 (前営業日90.87円)
90日移動平均線 91.69円 (前営業日91.75円)
200日移動平均線 92.16円 (前営業日92.15円)
RSI[相体力指数・14日]
56.30% (売られすぎ目安30%・買われすぎ目安70%)
ボリンジャーバンド(買われすぎ・売られすぎ水準目安 周期20日)
2σシグマ[標準偏差]上限 91.83円
2σシグマ[標準偏差]下限 90.06円
MACD指数平滑移動平均・収束拡散指標
MACD[12、26] 0.33 vs 0.34 MACDシグナル [かい離幅 -0.02]
(MACDがシグナルを上回れば買い・下回れば売り示唆。かい離幅も反発・反落の目安)
注;テクニカル指標の解釈の説明は一般例のひとつで、同一の指標でも上記以外に様々な判断基準があります。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル NZドル円テクニカル一覧90 200日移動平均線が抑えになるか
2023年後半にかけてのNZドル/円相場は、国内のインフレ動向とRBNZの金融政策運営がカギとなりそうです。先述の5月会合を受けて、市場ではRBNZの利上げ打ち止め観測が広がっていますが、声明文では「(政策金利は)2024年半ばまでピークの5.50%水準にとどまる予想」との内容も示されています。これにより、高金利水準の維持が見込めるため、金利面の優位性から対円ではNZドル高優勢の展開は想定されます。仮に日銀が政策修正・転換に踏み切ったとしても、両国の金利差が急激に大きく縮まるとは考えにくいことから、NZドル/円は一定の底堅さを維持しそうです。また、足元では隣国オーストラリアやカナダなどが、「利上げの一時停止から再開」の動きを見せています。世界的にインフレの”しぶとさ”が確認されており、RBNZが一旦利上げを停止しても、インフレ動向次第では再び追加利上げにシフトするシナリオも準備しておくべきでしょう。その場合は2014年、利上げ局面の中で突破した94円水準も視野に入りそうです。一方で、ニュージーランドでは、物価高と金利高を背景に景気の悪化懸念も高まりつつあります。既にGDPは2四半期連続のマイナス成長で、いわゆる「テクニカル・リセッション」に陥っているほか、中国の経済先行き不透明感も足かせとなっています。今後利上げ停止などを経て、これら経済・景気面にスポットが当たるようだと、NZドル売りを誘う逆風が吹く可能性は否定できません。ダウンサイドには注意を払いつつ、状況に応じて売りからのトレードも検討していきたいです。
コメント