浸水隠し強制捜査 JR九州が謝罪

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浸水隠し強制捜査 JR九州が謝罪
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浸水隠し強制捜査 JR九州が謝罪

同省やJR九州によると、JR九州高速船は今年2月、クイーンビートルの船首部分に2~3リットルの浸水を確認した。だが、田中前社長の指示で同省に通報せず、法令で義務づけられた検査や修理を行わなかった。

国交省はJR九州高速船に対し、海上運送法に基づく「輸送の安全確保命令」も出した。同社は昨年2月にも浸水時に臨時検査を受けずに運航を数日続けたとして同命令を受けており、2年連続となる。福岡海保は同社側を船舶安全法違反容疑で同6月に書類送検し、同社と運航管理者は罰金の略式命令を受けたという。

浸水隠しは、国土交通省による8月の抜き打ち監査で発覚。隠蔽を指示した田中渉社長(当時)が解任され、事態を重く見た国交省も厳しい行政処分に踏み切った経緯がある。

さらに同社は浸水の事実を伏せ、ポンプで1日あたり2~20リットルほどを排水しながら営業を継続した。発覚を免れるため、設備の不具合などを書き込むための航海日誌や整備記録に「異常なし」と虚偽の記載をした上で、社内向けの「裏管理簿」を別に作成して実際の浸水量を記録していた。

博多と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」が浸水を隠し、運航を続けていた問題です。親会社のJR九州の古宮社長は23日、社員の安全意識を高め、船の安全確保の対策ができれば「運航再開はある」と改めて語りました。

JR九州は9月、外部有識者で構成する第三者委員会を発足させ、隠蔽の原因や事実関係の解明を進めている。調査結果がまとまり次第、関係者の処分に踏み切る方針。

JR九州は14日の会見で、報告していなかったのはJR九州高速船の田中 前社長の指示だったと明らかにしました。その上で、全社員に安全確保の基本方針を定めていたにもかかわらず、守られていなかったとして謝罪しました。

同船は浸水を隠蔽したまま運航を継続。1日の浸水量は2~20リットル程度で、港に停泊中にポンプで排水していた。しかし、5月27日に突如、浸水量が736リットルに急増。隠蔽を続けるため、船首部分の船底に設置されていた浸水警報センサーを高さ44センチから1メートルまで上部にずらして発動しないようにした。航行中もポンプで排水しながら運航を継続した。これらの隠蔽工作はすべて田中氏も把握した上で実行されていた。

海保などによると、同社側は今年2月、船内への浸水を認識しながら必要な臨時検査を受けず、約3か月にわたって運航を継続。国交相に届け出た安全管理規程に基づかずに運航した疑いが持たれている。

その後、浸水はさらに悪化し、30日には1メートルの高さまでずらした警報センサーが発動。JR九州高速船は、この時点で初めて浸水が確認されたように偽装して国交省に報告、船はドック入りした。船首部分からは1・1メートルの亀裂が見つかった。

JR九州高速船(福岡市)が、博多と韓国・ 釜山(プサン) を結ぶ旅客船「クイーンビートル」(定員502人)で浸水が発生していることを隠して3か月以上運航を継続していた問題で、親会社のJR九州の松下琢磨・取締役常務執行役員は14日、記者会見し、浸水の 隠蔽(いんぺい) はJR九州高速船前社長の田中渉氏の指示で行われていたことを明らかにした。松下氏は「許されない行為が発生していた。大変申し訳ない」と謝罪した。

海保などによると、同社側は今年2月、船内への浸水を認識しながら必要な臨時検査を受けず、約3か月にわたって営業を継続。国交相に届け出た安全管理規程に基づかずに運航した疑いが持たれている。

5月に入って浸水量が急増すると、翌日に船底の警報センサーが作動しないよう位置をずらす工作も行った。それでも警報が鳴るほど大量の浸水が起きた段階で、初めて異常を確認したように装って同省に報告していた。船首部分に入った亀裂は1・1メートルにも達していたという。

さらに、浸水を隠蔽する工作の具体例も明らかにされた。設備の不具合などを記載する航海日誌や整備記録には「異常なし」と虚偽記載をした上で、外部には出さない「裏管理簿」を作成し実際の浸水量を日々記録していた。

JR九州の子会社「JR九州高速船」(福岡市)が、博多—韓国・釜山(プサン)港を結ぶ旅客船「クイーンビートル」の浸水を隠して3か月以上運航を続けていた問題で、福岡海上保安部は17日午前、船舶安全法と海上運送法違反の疑いで同社と船の捜索を始めた。

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