「1日1食か2食」貧困に苦しむ学生
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1日1食か2食 貧困に苦しむ学生
そんななか、TABLE FOR TWOという、シンプルな仕組みの活動が現れたのです。1食20円で、自分のためにも貧困地域の子どもたちのためにも良いことができる。社会貢献活動をしたことのない方にも、分かりやすく参加しやすいのが強みだといえるでしょう。実際、TABLE FOR TWOをきっかけに社会貢献活動に興味を持ち、他の活動を始めた方もいます。
支援先の国々は、世界で最貧国といわれているところばかり。家庭での食糧備蓄がまったくない“その日暮らし”の生活で、1日何も食べられない日があるほどです。そういった国の学校で、栄養バランスのとれた温かい給食を提供すると、給食を目当てで子どもが学校へ通うようになります。実際、タンザニアでのある学校では、TABLE FOR TWOの給食を提供する前は、授業の出席率が50%だったのが、給食を提供後90%に飛躍しました。
TABLE FOR TWOの活動は、子どもの栄養改善と初等教育の機会という2つの大きな効果があるのです。小学校に来ないと、字が読めず就ける仕事が限られて、貧困から抜け出せない負のスパイラルに陥ってしまいます。活動を始めて10年が経ち、現地では大人も子どももTABLE FOR TWOの名前を認知してくれています。さらに、卒業した子どもたちが中等教育に進んだり、将来の夢を語るようになったり。また、地域の方々からは、自分たちも食の生産に関わりたいという声があがっています。
裏金問題で揺れた衆院選の影で、若者たちが食費や学費の値上がりに苦心しています。中には1日1食で過ごしていた学生も。彼らは政治にどんな期待を持つのでしょうか。投票日を前に、争点の現場を訪ねました。
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