東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に153円台で推移か、日米金利差を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性」
28日のドル・円は、東京市場では152円67銭から153円88銭まで上昇。欧米市場では153円43銭まで戻した後、一時152円41銭まで下落したが、153円26銭で取引終了。本日29日のドル・円は主に153円台で推移か。日米金利差を意識してドルは底堅い動きを保つとみられる。
10月28日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は一時弱含みとなったものの、153円台前半で取引を終えた。市場参加者の間からは「今回の衆院選の結果を受けて日本銀行の金融政策や政府の財政政策に関する不確実性は高まった」との声が聞かれている。一方、米国では大幅利下げに否定的なトランプ前大統領が大統領選で勝利するとの見方が広がっている。また、大統領選挙の結果に関係なく米国財政の拡張が警戒されていることから、長期金利は4%台前半まで戻している。来年にかけて日米金利差が大幅に縮小するとの市場観測は後退しており、リスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性が高い。
《午前8時現在》 ドル・円: 152.50円-154.50円 152円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 165.00円-166.50円 165円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円:100.20円-101.50円 100円台前半で豪ドル買い興味
通貨別分析
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先週のドル・円は156円を挟んだ水準の取引が続きました
今週のドル・円は底堅い値動きとなる可能性があります。先週発表された4月生産者物価指数(PPI)と4月消費者物価指数(CPI)は市場予想と一致したものの、インフレ率は高止まりしており、アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な金融政策は長期化することが見込まれています。日本とアメリカの金利差は当面維持される公算が大きいため、投資家は引き続きドルを選好すると予想されます。そのため、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想されます。
*08:08JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性 28日のドル・円は、東京市場では152円67銭から153円88銭まで上昇。 欧米市場で...
先週のドル・円は156円を挟んだ水準の取引が続きました。5月14日に156円74銭までドル高円安が進行したものの、アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は9月に利下げを行う可能性は残されており、ドル高円安は一服しました。しかしながら、日本とアメリカの金利差が短期間で縮小する可能性は依然として低いことから、リスク回避的なドル売り・円買いは一部にとどまり、週後半のドル・円は主に155円台で推移し、底堅い値動きとなりました。
*06:52JST NY為替:ドルは底堅い動き、強い米経済指標や米金利上昇を意識 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円41銭へ下落後、153円37銭まで上昇し、153円...
*08:38JST ハイテク株への押し目買い意欲は強い29日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。 28日の米国市場はNYダウが273ドル高、ナスダックは48ポイ...
*10:21JST 東京為替:日経平均小幅高で円買い縮小 29日午前の東京市場で米ドル・円は153円近辺で推移。 153円36銭まで買われた後、152円87銭まで弱含み。 日経平均...
NY金先物12月限は小幅高(COMEX金12月限終値:2755.90 ↑1.30)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+1.30ドルの2755.90ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2736.90−2758.30ドル。アジア市場で2736.90ドルまで売られたが、まもなく反転し、米国市場の中盤にかけて2758.30ドルまで買われた。米大統領選挙を控えてリスクヘッジ的な買いが増えていることが要因。ただ、その後は伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に2754ドルを挟んだ水準で推移。
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