【テクニカル】日足テクニカル・豪ドル円=10/23の高値を抵抗に戻り売りスタンス

【テクニカル】日足テクニカル・豪ドル円=10/23の高値を抵抗に戻り売りスタンス

陽線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けており、三役好転の強い買いシグナルが点灯している。しかし、孕み線で反発したものの、転換線を下回って引けており反落の可能性が示唆されている。

 本日は転換線100.62円を念頭に置き、10月23日の高値を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同水準を上抜けた場合は手仕舞い。

レジスタンス2  102.90(7/23安値)

レジスタンス1  101.69(10/23高値)

前日終値     100.56

サポート1    99.44(10/16安値)

サポート2    97.96(日足一目均衡表・雲の上限)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・豪ドル円=10/23の高値を抵抗に戻り売りスタンス

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豪ドルの上値余地を探る上では、RBAによる金融政策の動向が最大の焦点となりそうです。RBAは2020年11月に政策金利を同国史上最低値となる0.10%に引き下げましたが、2022年5月の会合で利上げに踏み切りました。2023年4月の会合で利上げを見送り、10会合に及んだ連続利上げがストップしたものの、翌5月にはインフレの上振れリスクなどを理由に利上げを再開、予想外の決定でマーケットを驚かせました。RBAは2024年6月の会合で政策金利を据え置き、4.35%の高水準で維持することを決定しました。声明では「直近のインフレ率は低下ベースが鈍化」と引き締めの可能性に含みを持たせており、その後行われたブロックRBA総裁の記者会見では、利上げの議論があったことも伝えられました。RBAの政策運営は豪ドル/円に対して大きな影響力を持つためその動向は注視しておきたいです。

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのはドル円です。 ユーロ円とポンド円とも相関関係でした。 その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。

また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。

また、オーストラリア経済と強い結び付きのある国、中国の経済動向にも豪ドルは影響を受けやすいという特徴があります。世界の工場たる中国が経済的発展を遂げる。その過程で大量の鉱物資源が消費される。鉱物資源が貿易のトップ品目であること、輸出のその多くが中国相手であることなどから、オーストラリアは影響を受けてしまうのです。

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は豪ドルです。 円はプラス圏で取引される場面があったものの、おおむねマイナス圏で推移しました。 豪ドルはマイナス幅を徐々に拡大し、日付が変わってから横ばいに転じました。

豪ドル相場を見通す上で最も注目したい指標が、RBA金融政策発表です。RBAは現在の金利据え置きによって、インフレ抑制に向けた行動を続けていますが、現時点でインフレ率はRBAが物価目標としている年2%~3%のレンジを依然上回っています。上述したようにRBAは足元のインフレ動向を背景に引き締めスタンスをとっているため、当面は現行の金利水準の維持が想定されます。とはいえ、経済指標(データ)次第であることに変わりないため、今後も声明等の内容に注目しつつ、指摘されるインフレリスクや経済の不確実性などの要素を見定めていく必要があるでしょう。

下値は、147.30-40,147.00-10に強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなり、145〜146円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。さらに、145円割れで越週するか、日足が144円割れで終えた場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。下値抵抗は146.50-60,146.00-10,145.70-80,145.00-10,144.60-70,144.20-30にあります。

豪ドル/円は、7月高値からほぼ一本調子の暴落となり、8月5日の安値まで20円近い値幅であった。円売りバブルの崩壊による暴落は行き過ぎであったことは間違いなく、8月安値を起点とした切り返しがしばらく継続するのも当然の成り行きとみる。換言すれば、修正波動自体がなお落ち着いていない。

先々週(10月14日週)より拡大したとはいえ、先週(10月21日週)の豪ドル/円の値幅は限定的であった。ただし、陽線で大引けした上、一時は101.73円のトライをもって上値志向が示唆される強含みの展開だった。

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