一時1ドル154円台 大統領選が影響
6日の東京外国為替市場は円安が進み、対ドルの円相場は一時、1ドル=154円台と、約3か月ぶりの円安・ドル高水準まで下落した。
アメリカ大統領選の開票が進む中、東京市場では株高、円安が大きく進んでいます。円相場は一時、1ドル=154円台に乗せました。 6日朝の東京株式市場は買い注文が先行しました。アメリカ・大統領選の開票状況をにらみながらの展開となっていて、都内の証券会社では大統領選に関連する問い合わせが相次いでいるということです。こうした中、午前の取引で日経平均株価は800円以上、値上がりしました。 株高の要因は、開票序盤に、トランプ氏が獲得した選挙人の数でリードしていることを受けて円安が進んだことです。外国為替市場では開票が本格化した日本時間午前9時以降、円相場が1ドル=151円台半ばから急落し、一時、1ドル=154円台まで円安が進みました。 市場ではトランプ氏の掲げる法人税減税などの政策が企業利益を押し上げることが期待されていて、ドルを買って円を売る動きが強まっています。ただ情勢は今後、変化する可能性もあります。
さらに「自分が大統領だった時は、特に日本と中国を説得するのにかなりの時間を割いた」と言及し、日中の通貨安誘導を阻止していたと主張。「バイデン(現大統領)は放置している」と批判した。
東京株式市場で日経平均は、前営業日比1005円77銭高の3万9480円67銭と、大幅に続伸して取引を終えた。取引時間中に米大統領選の投開票が進み、共和党のトランプ氏が優勢と伝わったことが押し上げ要因となった。米長期金利の上昇に伴いドル高/円安が進行したことを受けて、日経平均は一時1100円超高となる場面があった。
10月27日の日本の総選挙では与党連合が過半数を獲得できず、円は28日に一時1%下落した。新政権が樹立されるまでに数週間の政治的駆け引きが続く可能性があることが、他の主要経済国との金利差と相まって円に強い売り圧力をかけている。
バンガードの国際金利責任者、アレス・コートニー氏(ロンドン在勤)は「米大統領選において、円は最も安全な避難先だ」と述べた。「欧州に対する関税に関する発言は、友好的なアジア諸国に対するよりもはるかに強い」ため、円がスイス・フランに対して上昇する可能性があると同氏は指摘した。
ビットコインが過去最高値を更新。円安も一時1ドル=154円台まで進行。
今年の円安傾向にもかかわらず、米大統領選挙の不確実性からの逃避先を求める投資家にとっての避難場所として、円はなお有望だ。
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