夫婦で家事負担 減らない仕事量
「パートナーは嫌がらずに家事をやってくれるのに、ちっともラクになっている気がしない!」と悩んでいる人は多いのでは? 30~40代夫婦の家事の実態を調査した「ライフスタイル調査・第3弾」によれば、家事分担や時短は浸透しつつあるにも関わらず、ゆとりを感じている人は減少しているそう。調査結果をもとに、その原因や解決策について探ってみました。
配偶者(パートナー)のことを好きかを調査し、家事を分担している人としていない人で各国別に結果を見たところ、5カ国すべての国で「家事を分担している夫婦」の方が、配偶者(パートナー)のことを好きと答える人の割合が多いことがわかりました。
家事・育児のすべてを夫婦2人で分担するのが困難なときは、便利な時短家電や、家事・育児をサポートしてくれるサービスの利用も検討しましょう。 自動掃除ロボットを購入して出勤前にスイッチを入れておけば、帰宅したときには掃除が済んでいるので、食事の用意や子供の世話に専念できます。休日に家事サポートを頼み、まとめて掃除をしてもらうあいだに洗濯を済ませるなど、第三者を含めた連携体制を作るのも有効です。
仕事の後でクリーニング店に行く手間をなくしたいなら宅配クリーニング、どうしても汚れが気になる場所があるならハウスクリーニング、毎日の家事の肉体的・精神的負担を減らしたいなら家事代行サービスというように、生活の中での困り事に合わせて、自分に最適なサービスを選びましょう。
共働きの生活を成り立たせるには、片方だけに負担が偏らないようにする必要があります。まずは、家庭でのタスクを洗い出し、分担を決めましょう。 分担を決める際には、得意な方やこだわりがある方が担当するとスムーズです。夫婦の得意なことや生活スタイルに応じて、お互いが納得できる分担方法を模索してみてください。
家事を他人に任せることで、今まで家事に費やしていた時間を自分や家族のための時間として十分に確保することができるようになります。また、夫婦で今後のことについて話し合ったり、子どもと遊んだりする時間が増えることで、家庭円満にも繋がるでしょう。
このように、長い年月の中で刷り込まれた性別役割分担意識に疑問を感じる人が男女共に増え、性別ではなく個人の特性に応じてキャリアを選択するようになったと考えられます。 その結果、外で働きたい女性や家庭に比重を置く男性もいて当然だとする考え方が一般的になり、さまざまな夫婦の在り方が生まれました。共働きもそのひとつです。
次に夫婦で考えていくべきことは、共働きの家庭では家事の分担を「お互いが得意であることを担当する」ように工夫することです。たとえば、料理が苦手でも整理整頓が得意な夫には、料理ではなく洗濯物を畳んでしまうといった作業を担当してもらうと作業がはかどります。
また、早寝早起きが得意などちらかのほうが、朝食作りやゴミ出しなどの早朝の家事を担当するという方法もいいでしょう。このように夫婦が互いに得意なことを担当するように双方で話し合い、バランスよく分配することで、女性ばかりが疲れやストレスを感じることなく家事を進めることができるようになります。
前項で解説したように、共働きを選択した夫婦の女性には、家事の負担が重くのしかかっています。夫が家事や育児に積極的であっても、妻は「やってはいるが不十分」「家事の進め方を一から教えなくてはならず面倒」などと感じていて、分担している実感に乏しいこともあるようです。
さらに十分な睡眠時間を確保する、整体で体のメンテナンスをするなど、健康管理に使う時間も増えてくると予想されます。そのため、女性が肉体的に疲れるを感じるということもなくなり、夫婦共働きをいつまでも続けることができるようになります。
容器がそのままお皿になるので、洗い物が減らせるのも忙しい共働き家庭にはうれしいポイントです。ウェブで注文して宅配便で届くので、買いに行く必要もありません。
夫婦共働きである場合は「家事代行サービス」を利用するというのも解決策のひとつです。共働きの強みといえばダブルインカム(収入源が2つ)ということで、シングルインカム(収入源が1つ)よりも経済的に余裕のある家庭が多いと予想されます。
家事代行サニーメイドサービスでは、「おためしプラン」を提供中です。水回りのお掃除を手ごろな価格で体験いただけます。この夏は家事代行を導入し、家事負担を減らしてみてはいかがでしょうか。
「家電製品をそろえれば家事の時間が減るという単純な関係ではなくなっているのか」と納得しかけた章司に「女性の心理もわかってください」と声をかけてきたのは、調査会社、ソフトブレーン・フィールド(東京都千代田区)戦略企画室長の柳原千夏さん(33)。同社が20~60代の主婦を対象に昨年末に実施した家事の実態調査によると、約9割の主婦が家事の時短を望むと答える一方、家族に炊事を評価してほしいと訴える主婦が5割以上、掃除を評価してほしい主婦が3割弱に達した。「家族の評価を気にする主婦たちは、家事の時間を減らしたいと思っていても、手抜きと受け取られるのが嫌で大きく減らせないのです」
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