指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。
3カ月半ぶりの155円台到達、155円台に売り並び始める
本日のアジア時間からロンドン時間にかけてのドル/円は上昇幅を拡大。米国の次期政権への思惑に伴うドル高期待が引き続きドル/円相場をサポートした。人民元の基準値が市場予想よりも元高・ドル安に設定された場面で、ドル/円は154.542円まで下げたものの、その後は買いが優勢になり7月30日来の155.154円まで上昇幅を広げた。
現状のレベルの上側の155.150円、155.200円、155.300円、155.400円、154.500円に売りが観測される。一方、下側では154.850円、154.900円に買いが散見さるほか、154.950円にストップ売りが散見される。
※注文情報「米ドル/円」 1メモリ=1,000,000通貨
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ドル 円 今日の注文情報
米ドル/円は国内でもっとも取引されており、世界でも2番目に取引量のある通貨ペアです。その取引量の多さにより、ストップロス(損切り注文)もまとまったオーダーが入りやすいです。
米ドル/円は取引量が多いため、こういった転換となる価格を見つけやすい特徴があります。
現在の地合いの強さを考えるならば可能性は低いが、ドル円が153.30前後をトライする可能性も意識しておきたい。このチャートポイントは、直近高安の半値戻し(153.27レベル)にあたり、かつサポート転換の可能性を意識する水準でもある。
米ドル/円の圧倒的な取引量に比べると、豪ドル/円、NZドル/円などは取引量が大きく少なくなるため、ある程度まとまったオーダーが入ってこないと動きにくい傾向もあります。
注文量の多い米ドル/円やユーロ/米ドルは、まとまった損切り注文が入りやすいため、節目となるレートからストップロスを巻き込んだ動きを見せやすい傾向があります。
ドル円が153円台の攻防となる場合は、153.60台の攻防が焦点となろう。直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準が153.63レベルにあたる(下の1時間足チャートを参照)。
こちらは2021年1月22日時点、米ドル/円の1時間足チャートです。
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