【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=92円乗せもできず200日線回復は難しいか

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【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=92円乗せもできず200日線回復は難しいか

上影小陰線引け。多くの日足テクニカル指標が集束する91円台でもみ合った。昨日上値が抑えられた91.95円付近の動きからすれば92円台への定着は難しそう。強弱を判断する際の節目200日移動平均線92.25円の回復も困難で、さえない推移が続きそうだ。

レジスタンス1  91.95(11/13高値)

前日終値     91.39

サポート1    90.89(11/11安値)

(関口)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=92円乗せもできず200日線回復は難しいか

ただ テクニカル面は引き続き強い

今週末から来週のNZドルは、10日に行われるニュージーランド準備銀行(RBNZ)による政策金利発表に関心が向かう。市場コンセンサスは据え置きの5.50%だが、RBNZ声明やオアNZ中銀総裁の「タカ派」姿勢が維持されるかが注目されよう。5月に表明した「インフレとインフレ期待を抑制するには経済成長の鈍化が必要だ」「インフレ抑制に取り組む中、来年もしばらくは利下げする可能性は低い」というタカ派姿勢が維持されるとの見通しだが、ニュージーランド経済はテクニカルリセッション(2023年第3四半期、第4四半期、2期連続でGDPマイナス成長)から脱出したばかりのため、オーストラリア準備銀行(RBA)ほどのタカ派とはならないと考える。史上最高値を更新しているが、相対的には豪ドルの方が強い地合いは続くだろう。

ただ、テクニカル面は引き続き強い。日足の一目均衡表では、下値を切り上げ、高値を連日で更新していることから短期的なトレンドは非常に強い。サブプライムショック前につけた2007年7月の史上最高値97円88銭も更新したことから需給面は良好だ。対円では心理的な節目である100円も意識した地合いとなりそうだ。一方、米ドルが161円台に乗せていることから、日本当局による円買い米ドル売り介入実施には警戒したい。4−5月の日本当局による介入時には、4月29日高値の95円36銭から5月1日の安値90円93銭と4円40銭ほどNZドルは急落した。仮に日本当局による為替介入が入った際は、同様の急落が起きると想定する。ただ、為替介入は大きな円安の流れを是正する効果は弱いことから、急落局面は積極的にNZドルを拾っていきたいところだ。

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