[全般]トランプラリー収束とクロス円

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[全般]トランプラリー収束とクロス円
トランプラリーによるドル買いが始まって10日間余りとなった。また、パウエル議長のタカ派発言により米長期金利が上昇。ドル買いが更に加速しドル円は5円40銭近く上昇。ユーロは400ポイント近く下落。トランプ新政権がインフレを招くとの見方が背景にあるが、トランプラリーのドル買いにも賞味期限がありそうだ。

先週もトランプラリーの勢いが継続されドルは全面高でスタート。注目の米10月CPIは予想通り前月から上昇。市場では予想通りであったことから12月の利下げ確率は変わらないとの見方もあったがドル買いの勢いは続いた。米10月PPIは予想を上回る強い結果が示され、その後パウエル議長が「利下げを急ぐ必要性を示す経済状況ではない」「経済が好調な中、慎重に判断する」などのタカ派発言を受けドルは一段と上昇。
ドル円は強いレジスタンスと見られた155円を上抜け156円75銭まで上昇。加藤財務相からはこれまでと同様「為替動向、極めて高い緊張をもって注視」との発言もあったが、効果は見られなかった。
週末にはポジション調整とみられるドル売りが全般に入ったがドル円以外のほとんどの主要通貨のドル売りも一服したことからクロス円が全面安。結局週末はドル売りではなく円買い戻しの動きが強まったことになる。
今週もドル高の底堅さは続くとみるが、トランプラリーのドル買いはそろそろ終了し、FRBの利下げ観測後退がドルを押し上げる要因となる。
ただ、ドル円ではそろそろ介入警戒感も燻る中でクロス円の売りがどの程度進むか注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[紹介元] かざみどり [全般]トランプラリー収束とクロス円

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