FX個人投資家動向「本邦要人による円安けん制発言で円買い進行‼ドル円プレーヤーは下落局面で買いポジを仕込む?」2024年11月19日

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FX個人投資家動向「本邦要人による円安けん制発言で円買い進行‼ドル円プレーヤーは下落局面で買いポジを仕込む?」2024年11月19日
 

前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。

FX投資家フローと市況

前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)

18日、植田日銀総裁の講演・記者会見を受けて日銀の早期追加利上げ観測の後退で円売りが進行しドル円はNY時間序盤に155.361円まで上昇した。買い一巡後は、米長期金利の低下やトランプトレードのドル買いやECBの利下げ観測を背景に下落していたユーロドルの買い戻しを受けて、ドル円はNY時間終盤に154.570円まで下落した。

本日アジア時間、米長期金利の低下や加藤財務相が「為替動向、行き過ぎた動きには適切な対応を取る」「非常に緊迫感を持って為替の動きを見守っている」との円安けん制発言を受けて、ドル円は153.952円まで下落後、154円ミドルレベルまで買い戻されている。

取引金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。

市場シェア上位

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。

ポジション金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)

ポジション増減

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。

外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。

 
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FX個人投資家動向 本邦要人による円安けん制発言で円買い進行x203cドル円プレーヤーは下落局面で買いポジを仕込む 2024年11月19日

昨年4月に植田総裁が日銀総裁に就任する以前に聞かれた早期出口戦略への着手が想定以上に慎重な姿勢が示されたこと、FRBの利下げにもかかわらず米国のインフレの高止まりが続いたほか、米経済を巡る予想以上の堅調などを背景に円安が進行したと言えます。また、日米金利差は依然として開いた状況にあるものの、日米実質金利差は昨年10月から11月にかけての3%近辺をピークに直近では2.6〜2.7%程度で推移しています。しかし、今年1月からの新NISAにより、本邦個人投資家による外貨建投資拡大の影響のほか、需給にかかわらず漠然とした円の先安観(高いエネルギーや穀物の海外依存度など)といった市場心理、岸田政権を巡る政局先行き不透明感など複数の要因が円安を招いたと見られます。

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。

一方、22日(日本時間23日午前3時)に4月30日-5月1日開催分のFOMC議事要旨が公表されます。政策金利を据え置いたものの、バランスシート縮小ペースを落とすこと(量的引き締めの緩和)を決めました。しかし、その後も複数のFRB要人からは早期利下げに慎重な従来と変わらずの見解が示されているだけにどのような議論が交わされたか詳細が注目されます。 また、23日から25日にはG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。本邦通貨当局による円買い介入とみられる動きについてイエレン米財務長官が不快感を示すなど、主要国による為替介入に否定的な考えを明らかにしているだけに、日米双方の財務相による発言次第では大きく上下に振れる可能性がありそうです。

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。

ドル円が155.20レベルを完全に下方ブレイクする場合は、154円台へ反落する展開を想定しておきたい。このケースでは、154.60-75レベルを維持できるかどうか?この点に注目したい(下のチャート、緑ゾーンを参照)。この水準(154.60-75)は、サポートゾーンとして相場を下支えする可能性がある。

ドル円は4月29日に160円17銭まで上昇後、本邦通貨当局による円買い介入とみられる動きによって急落。その後、5月1日のFOMCの声明やパウエル議長の会見を終えたNY市場終盤に再度円買い介入を実施したと見られます。4月29日の円買い介入は行き過ぎた円安是正としてある程度理解を得られるものの、FOMC後の介入は明らかに円の水準を押し上げたと見られ相場操縦として米国側が捉えた可能性があり、現にイエレン財務長官は不快感を表明しています。

最初の焦点は、先週後半の反落局面で相場をサポートした155.20レベルの攻防となろう。この水準がサポートへ転換する場合は、ドル円の地合いの強さを市場参加者に強く印象付けるだろう。

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