[米ドル円]日銀利上げ観測と地政学的リスク

東京市場が引けたところで植田日銀総裁が12月会合での利下げの可能性を示唆する発言やウィリアムズNY連銀総裁が「金利は更に低下する可能性」との発言を受けドル円は154円ミドルまで下落。その後ロシアのICBM発射報道からリスクオフの円買いが進み154円09銭まで下落した。その後買い戻しが入ったもののNY時間に発表された11月フィリーが予想を下回ると153円90銭まで下落。一方でダウは大幅高となりドル円も154円ミドル付近に押し戻されて引けている。
地政学的リスク報道は一時的な動きになりやすいものの、今回は長引く可能性が高い。また、12月の日銀会合での利上げ確率の高まりに対しFOMC会合では利下げ確率が高まるなどドル円は上値の重い展開が予想される。ただ、トランプ政権による市場のドル高観測は依然として残る。
今日は欧米PMIが発表されるが、週末を迎えるということからリスクオフへの警戒感が高まる中でドル円は全般に上値の重い展開を予想する。

ドル円予想レンジ：155円20銭～153円50銭（61.8％、BB中心）

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー