首相振る舞い物議 マナーの重要性
SNSを中心に批判の声が上がっている、石破茂首相の「外交マナー」。マナーの専門家とともに、ビジネスシーンにおけるマナーの重要性を改めて考えます。
動画では、石破首相はサンマの皿に、テーブルマナーでは一般的にNGとされる“渡し箸(食事中に食器の上に箸を置く行為)”をする。しかし、これにも加藤氏は「気遣いがあったのでは?」と推測した。
石破首相は食事を進めるが、その際にも箸の握り方が少々不自然なうえ、茶碗の縁に指を引っ掛けて持つ姿も確認できる。その後、サンマを箸で大胆に持ち上げ、そのままひっくり返して食べ始めた。
首相を擁護する声も、理由は?
西出さん「まず、マナーの大前提からお伝えいたします。マナーは相手を思いやる心、気持ちから、失礼のない言動を表現し、互いに心地よい関係を生み出すためにあるものと考えます。その上で、ビジネスシーンにおけるマナーも、マナーの本質を踏まえた上で、互いの利益につながる関係性を築いていくために大切なことです。前者(心、気持ち)は目では見えない、耳では聞けないものですが、後者(言動)は見聞きできるものです。自分の気持ちを誤解されないように伝えるコミュニケーションとしても、マナーを身に付けておくことは、自身や自社を守ることにもつながります。
問題の動画は、お笑いジャーナリスト・たかまつなな氏のYouTubeチャンネルで公開されたもの。当時、自民党総裁選で落選したばかりの石破茂首相に対し、食事を交えながら本音をインタビュー形式で引き出す、といった内容の動画(前後編の2本)だった。
他にもリマの大統領官邸で行われた歓迎式典の別の映像では、他の3人の首脳が両手を前に重ねるなどして式典に集中している様子が映し出されている一方で、首相だけが腕を組んでいる姿が注目された。<厳かな表情を浮かべる韓国の尹錫悦大統領とは対照的だ>(産経新聞、11月19日)という指摘もあった。
なかには擁護する声も多く見られるが、実際のところ、石破首相のテーブルマナーはプロの目にどう映ったのか。日本サービスマナー協会に所属し、テーブルマナーからフォーマルマナーまで精通するマナー講師・加藤瑞貴氏に、動画を確認してもらった。
各国首脳との会議の場で座ったまま握手をするなど、石破総理の外交マナーが物議を醸しています。マナー違反にあたるのか、外務省が公式に見解を示しました。
梶原氏の文章からは、安倍元首相の必死の努力が見て取れる。
報道カメラが捕らえたのは、各国首脳同士があいさつをする中で、その輪の中に入らずにスマホをいじる石破首相の姿と、石破首相の元に挨拶に来た、マレーシアのアンワル首相やカナダのトルドー首相に対して、立ち上がらずに座ったまま握手をした。その直後の椅子にのけぞった姿も捉えられている。
就任早々、あらゆる角度から批判を浴びることになった石破首相。さまざまな事情があるにせよ、公の場に現れる際には、マナーや服装にも気を配ってもらいたいものだ。
SNSで批判の声が多数上がっている、石破茂首相の「外交マナー」。事の発端は、石破首相が出席した、ペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に関する報道。「各国の首脳と座ったまま握手を交わす」「右手を差し出した中国の習近平主席に対し、両手で握り返す」「集合写真の撮影に遅刻・欠席」…会議の場における石破首相の数々の立ち居振る舞いが報道され、「さすがにひどいと思う」「恥ずかしい」「官邸には指摘できる人がいないのか」「正直がっかりしました」「残念な気持ち」など、ネガティブな声が多数上がりました。一方で、「これってごく普通のビジネスマナーじゃないか?」「基本的なビジネスマナーができてないように見える」といった声も聞かれます。
現在話題となっているのは、動画の13分あたりの場面。サンマの塩焼きを前にした石破首相が、箸を片方ずつ使い、両手で身をほぐし始めるシーンだ。
太田光 座ったままあいさつ、1人スマホ…外交マナー物議の石破首相に言及「ほんとにさ〜」
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