【ユーロ円週間予想】上値余地が限られる展開。160円台の下値抵抗にも注意。157円割れの越週で新たな下げトレンド入りへ。
直近の日足は前日足から大きく下寄りのスタートとなり実体の小さい陰線引けとなりました。上下の攻めに失敗した形となっており、週初はこの陰線の値幅内(高値162.49と安値159.91)で上下する可能性が高いと見られますが、トレンドが弱い状態にあるので引き続き下値リスクにより警戒が必要です。短期トレンドは162.50超えに実体を戻せば“ニュートラル”な状態に戻しますが、164.70-80の抵抗を上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難く、下値リスクを残します。また、158円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、157円を割り込んで終えた場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、155円台の抵抗を切り崩しつつ一段のユーロ下落へ。日足の上値抵抗は161.40-50,161.80-90,162.30-40,163.20-30に、下値抵抗は160.70-80,160.30-40,160.00±10銭、159.50-60、159.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は、164.48,164.59,164.95で収束しており、これらを下抜けて短期レンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。
一方週足は3手連続陰線引けとなり、上値切り下げています。また、直近の陰線が、162円台半ばにあった週足の抵抗を下抜けており、2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインから再び下抜けた状態です。現状は160.00±10銭に強い横サポートがあり、これには一旦跳ね返された格好ですが、再び割り込んだ場合は157~158円台にある中期的に見た強い抵抗をトライする動きが強まり易くなります。さらに、157円も割り込んで越週した場合は、新たな下げエネルギーを得て155円台の抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段の下落に繋がり易くなります。逆に下値トライに失敗して163円台に乗せて越週した場合は、下値リスクがやや後退、可能性が低いと見ますが、164.70-80の抵抗をクリアして165.00超えで越週した場合は“強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、161.80-90,163.00-10,163.90-00,164.70-80に、下値抵抗は160.00-10,158.80-90,157.50-60,157.00-10にあります。
今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か160.50-60まで引き付けて。損切りは159.80で撤退です。売りは161.80-90で戻り売り。損切りは152.60で一旦撤退です。
上値は、161.40-50に軽い抵抗が、161.80-90,162.30-40,162.70-80に強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。この場合でも164.80-90の抵抗をクリアして165円台に乗せて終えない限り、下値リスクを残します。下値は、160.80-90、160.60-70,160.30-40,160.00±10銭に強い抵抗があり、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、160円を割り込んで終えた場合は、159.60-70,159.30-40,159.00-10にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが生じて157.50~158.50ゾーンにある中期的な下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きに繋がり易くなります。157円台も守り切れずに越週した場合は2022年3月に付けた124.40と8月に付けた154.43の直近安値を結ぶ長期的なサポートラインを下抜けた反動で、155円台の抵抗を切り崩しつつ150円方向への新たな下落リスクが生じます。
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ユーロ円今週の予想 上値余地が限られる展開 160円台の下値抵抗にも注意
そうした状況下では、株価が大幅に下落し、長期金利も低下する(イールドカーブは逆転)。市場では、リスクオフが強まり、円や米ドル、ユーロが上昇。反対に、資源・新興国通貨が大幅に下落する。
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はスイスフランです。 日中の円はおおむねプラス圏で推移し、夜にマイナスに転じるとマイナス幅を拡大しました。 ユーロはマイナス圏で取引され、マイナス幅を徐々に広げる展開でした。
チャート的にみると、NYダウは4万ドルを試してもおかしくありません。今年NYダウは、1920年と2000年の高値同士を連結する超長期の上値抵抗線を上回りました。このためチャート面の上値を測る上で参考になるのは、1932年と82年の安値を連結したラインをベースとする上昇チャネルラインとなります。このチャネルラインの上限は、22年には42,772-44,698ドルに位置しています。
ユーロ円は最終的に円安。 午前中は方向感が乏しく、値動きの荒い展開でした。 午後は落ち着いた値動きで、横ばいで推移しています。 夜以降はやや円安に転じ、この傾向を維持したまま未明を迎えました。 なお、日本で景気ウォッチャー調査等が発表されたものの、ユーロ円は特段の反応を示していません。 また、ユーロ圏では主要な経済指標は発表されませんでした。
21日のドル/円は159円台後半へと続伸。米6月購買担当者景気指数(PMI)・速報値の上振れを受けてドル買い・円売りが強まると、日本政府・日銀による円買い介入が発動されたと見られる4月29日以来の159.83円前後まで上値を伸ばした。重要な心理的節目であり、一部には日本政府・日銀の防衛ラインとの見方もある160.00円に接近したことで介入警戒感は一段と高まりそうだ。ただ、神田財務官が以前言及した「2週間で4%(の変動は到底なだらかなものとは言えない)」の円安が介入発動の要件だとすれば、現時点でそこまでの変動は見られない。先週のドル/円の上昇率は約1.5%であり、今週163.70円前後まで上伸してようやく4%に達する計算だ。今週のドル/円は財務省筋などから口先介入が頻発すると見られることから神経質な相場展開が予想されるが、口先介入がむしろ実弾介入を催促する動きにつながる可能性もある。まずは、本日の1ドル160.00円を巡る攻防に注目したい。
米ドル/円の短中期節目として、2016年12月の高値・118.660円に注目しています。実のところ、118.660円を超えない限り、「2015年からのトライアングルが進行中」という可能性が少なからず残っています。
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円、豪ドル円、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。 その一方、逆相関関係だったのはユーロドルです。
本稿執筆(2021年12月16日)時点では、ローソク足(週足)が約半年間における市場参加者の平均コストを示す26週MA(≒0.85000ポンド)付近で推移していることから、上述した豪ドル/NZドル同様、足もとでは「居心地のいい水準にある」と捉えて良いでしょう。よって、26週MAを基軸として、2016年6月のブレグジットショック時水準(上図Ⓐ水色線)までに「買い・トラリピ」を、+4%乖離線をややオーバーシュートする水準(上図Ⓑ赤色線)までに「売り・トラリピ」を仕掛ける、「トラリピ Half&Half戦略」も一案でしょう。
政治情勢の変化は要注目でしょう。欧州では、12月に誕生したドイツのシュルツ首相の手腕が試されそうです。連立政権を主導し、またユーロ圏で求心力を持つことができるでしょうか。1月にはイタリア、4月にはフランスで大統領選があります。ユーロ圏で反ユーロ的な運動が強まるかもしれません。トルコの大統領選が22年に前倒しで実施されるかも気になるところです。
独6月製造業PMI・速報値は43.4、同サービス業PMI・速報値は53.5といずれも市場予想(46.4、54.4)に反して前回(45.4、54.2)から低下した。独6月PMIに前後して発表された仏6月PMI・速報値とユーロ圏6月PMI・速報値も同様に悪化。これを受けてユーロ売りが優勢となった。
「オーダーブック」を見ると、159円台後半の買い注文が特に厚いです。 サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。 また、161円台後半にも、厚い買い注文を確認できます。 レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。 その一方、164円台半ばの売り注文が特に厚いです。 レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。 また、161円台半ばの売り注文も厚いです。 この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
本稿執筆(2021年12月16日)時点では、ローソク足(週足)が約半年間における市場参加者の平均コストを示す26週MA(≒1.05000NZドル)を若干上回る水準で推移していることから、足もとでは「居心地のいい水準にある」と捉えて良いでしょう。よって、26週MAを基軸として、2020年3月のコロナショック時安値(上図Ⓐ水色線、≒-4%乖離線)付近までに「買い・トラリピ」を、+4%乖離線(上図Ⓑ赤色線)付近までに「売り・トラリピ」を仕掛ける、「トラリピ Half&Half戦略」も一案でしょう。
地政学リスクとしては、ウクライナ情勢の緊迫と米国とロシアの緊張、ドイツやユーロ圏も絡むノルド・ストリーム2の行方、中国の人権問題や台湾海峡の情勢、恒大集団に代表される中国の不動産不況、そして北京五輪にも影響する米国と中国の対立、イランの核合意への復帰はあるか、など。
ポンド/円は続落。下値リスクがより高い状態ですが、161円台前半にやや強い下値抵抗があり、これに跳ね返される可能性にも注意が必要です。売りは162.20-30で戻り売り。損切りは163.10で撤退です。買いは様子見です。163.50超えで終えれば”ニュートラル”な状態に変化しますが、166円台で終えるまでは下値リスクを残します。また、161円割れを見た場合は160円前後まで一段の下落へ。158円割れで終えた場合は中期トレンドが変化します。
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