【見通し】今日の株式見通し=しっかりか ダウ平均は連日で史上最高値を更新
東京市場はしっかりか。米国株は上昇。ダウ平均は440ドル高の44736ドルで取引を終えた。トランプ氏が次期財務長官にヘッジファンド・マネージャーのスコット・ベッセント氏を指名したことが伝わり、新政権の経済運営に対する期待が高まる展開。10年債利回りが大きく低下し、株式には資金が向かった。ただ、エヌビディアが連日で大幅安となったことから、ナスダックは上値が重かった。ドル円は足元154円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて55円高の38795円、ドル建てが85円高の38825円で取引を終えた。
CME225先物は前日終値近辺からのスタートを示唆している。きのうの日経平均は米株先物の上昇を横目で見ながら大きく上昇しており、米国株高に関してはある程度織り込んでいたと推測される。エヌビディアの大幅安を受けて半導体株は手がけづらく、米長期金利の低下とそれに伴う円安(ドル高)一服を受けて、金融株や自動車株も手がけづらい。これらは日本株の上値を抑える材料となるだろう。一方、エヌビディアの大幅安が米国株にそれほどネガティブな影響を及ぼしていない点は安心材料。住宅関連など米長期金利の低下がプラスに作用する業種もあり、マイナス圏に沈むようなら下値では買いが入りやすい。ダウ平均の大幅高の割には甘いスタートが想定され、その分、場中は強弱感が入り交じりそうではあるが、前日大幅高の余韻が残り、次第にプラス圏が定着していく展開を予想する。日経平均の予想レンジは38650円-39100円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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引き続きの注目点はやはり米国の金利動向 金融政策の見通しです
日経平均株価の構成銘柄の約7割が下落し、TOPIXは前日比マイナスとなる一日でした。ただ、外部環境は良好で、堅調な米国株と為替の円高一服が目先の日本株をサポートすると見られます。引き続きの注目点はやはり米国の金利動向、金融政策の見通しです。米国のファンダメンタルズが利下げペースを加速させるほど弱くなく、減速させるほど強くない、程良い状態にあるのか―来週は米小売統計が一つの判断材料となります。日米ともに選挙が近づくにつれて、相場展開は神経質なものになっていく可能性がありますが、一方で米国経済・市場の安定を背景に、短期的には日経平均株価が7月以来の4万円台にトライする場面も見られるかもしれません。
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