前日の海外市況
海外市場概況
- ドル・円:米長期金利低下で154円72銭から153円63銭まで下落後、154円台半ばまで戻す展開。
- ユーロ・ドル:1.0449ドルまでドル高・ユーロ安に振れた後、一時1.0530ドルまで反発。
- ユーロ・円:162円12銭まで上昇後、一時161円37銭まで反落。
- NY原油市場:大幅安、供給不安和らぐ。
- NY株式市場:続伸、新財務長官指名を好感。
本日の予定
- <国内>
- 14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標
- 11月政府月例経済報告
- <海外>
- 23:00 米・9月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.3%)
- 23:00 米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+4.60%、8月:+5.20%)
- 24:00 米・10月新築住宅販売件数(予想:72.5万戸)
- 24:00 米・11月消費者信頼感指数(予想:111.8)
- 24:00 米・11月リッチモンド連銀製造業指数(10月:-14)
- 03:00 米財務省・5年債入札
- 04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月分)
経済指標
- 米・10月シカゴ連銀全米活動指数:-0.4(予想:-0.28)
- 米・11月ダラス連銀製造業活動指数:-2.7(予想:-1.8)
- 独・11月IFO企業景況感指数:85.7(予想:86.0、10月:86.5)
要人発言
- フュースト独IFO研究所所長「ドイツ経済は低迷。企業は今後数カ月について再びやや懐疑的になっている」
- 駐米イスラエル大使「ヒズボラとの停戦合意に近づいた」
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前日の海外市況ほかドル 円米長期金利低下で154円72銭から153円63銭まで下落後 154円台半ばまで戻す展開
25日の東京外国為替市場で、円相場は3日続伸した。17時時点では前週末の同時点に比べ13銭の円高・ドル安の1ドル=154円59〜60銭で推移している。投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏が次期米財務長官に指名されたのを受けて日本時間25日の取引で米長期金利が大幅に低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となった。
25日の米長期金利の低下で円買い・ドル売りが先行したが、9時頃には円が一時154円48銭近辺まで上げ幅を縮めた。トランプ氏は中国からのほぼ全ての輸入品に対して追加で10%の関税、カナダやメキシコにも25%の関税を課す方針を示した。米国のインフレ圧力が強まるとの思惑で円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが増えたほか、関税強化による輸出低迷で景気を下押しするとの警戒から人民元やカナダドル、メキシコペソに売りが膨らんだ。
昼前には153円55銭近辺まで上げ幅を広げる場面もあった。トランプ次期米大統領が22日に米財務長官に指名したベッセント氏が財政規律を重視するとの見方から、前週末に4.40%で終えた米長期金利は日本時間25日の取引で一時4.33%程度まで水準を切り下げた。
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