若い世代が住み替え 団地の魅力

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若い世代が住み替え 団地の魅力
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 若い世代が住み替え 団地の魅力

若い世代が住み替え 団地の魅力

団地にはメリットもありますが、昭和時代に建てられているため、現在のライフスタイルに合わない点や暮らすにあたっての問題点もあります。

さらに公営住宅や公団住宅の場合は、賃料が比較的安く設定されています。礼金や手数料、更新料不要のケースもあり、金銭面でのメリットが大きいことも団地の特徴です。

5ヶ月の娘さんをあやしながら、二人仲良く取材に対応してくださる様子が印象的だったSさん夫妻。慎重派で堅実に物事を考えるというご主人と明るくしっかり者の奥さまが、リノベーションをするために選んだ物件は築43年の団地だった。調べれば調べるほどに良さが分かったという、その魅力とは?

戦後の経済成長期、都市部では急激に人口が増加しました。その住宅需要増大の受け皿として多く建てられたのが、複数の棟から構成される大規模な集合住宅型団地です。

―棟間隔が広くゆったりと建っていて、敷地内に豊かな緑が広がる環境は団地ならではですね。リノベーションをするにあたり、この団地を選んだ決め手はどのようなところですか?

郊外の団地は、都市部よりも豊かな自然環境に恵まれているのも魅力の一つです。広い敷地で住棟間隔もゆったりしていますし、敷地内は通過交通が制限された設計となっているところがほとんどなので、敷地内の公園や広場で散歩を楽しんだり、安心して子どもを遊ばせることもできます。

●建物内での引っ越しが可能 団地には、同じ建物内に単身者向けからファミリー向け、高齢者向けまでさまざまなタイプの部屋が用意されていることがあります。そのため、ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、同じ建物内で引っ越しをする人も少なくありません。同じ団地内なら引っ越し費用が最小限に抑えられるだけでなく、これまで築いてきた近所付き合いや住民同士のコミュニケーションが損なわれる心配もありません。

●現在の団地の問題点 多くの団地は昭和30~50年代に建てられ、築30年以上の老朽化した建物も見受けられます。また、昭和40年頃までに建てられた団地は4、5階の低層階建てで、エレベーターが設置されていない物件も少なくありません。これらの居住性から入居者が減り、空き住戸が目立つ団地が増えています。 また、新規の入居者が少ないため住民の高齢化が進み、周辺エリアの活気が失われていくことも懸念されています。

●自由にリノベーションが可能 団地は子育て中の夫婦を想定したファミリータイプが多く、一戸の広さは40~60平方メートル、間取りは3DKが中心です。しかし、時代の経過とともに生活様式や家族構成、人々の好みなども大きく変化し、現在のライフスタイルにそぐわなくなってきたのも事実です。 そのため、リノベーションで部屋数を減らして広々としたリビングダイニングキッチンを設置したり、壁を取り除いて二間を一間にして広く使用したりするなど、構造壁や共用部分などを除けば自由に間取りを変えることができます。ファミリータイプの広さを活かして、現代のライフスタイルに合わせた希望どおりの設計ができるというわけです。

団地といえば、日本住宅公団(現・都市再生機構)による公団住宅、または都道府県や市町村の公営住宅を指すのが一般的です。 もともと団地は、1カ所の土地に住居や施設をまとめて建設するため、計画的に開発された住宅地でした。敷地内に公園や商店街、学校、銀行、郵便局などの日常生活で必要な施設が併設されていることもあります。 また、多くのマンションで採用されているような、柱で建物を支えるラーメン構造ではなく、壁による面で支える壁式構造が団地では採用されています。低層階で構造がしっかりとしているため、築年数が経っていても安心です。

一時期、空室が目立ち老朽化していた団地は、活性化が進み、現代のライフスタイルに合った人気物件に変わりつつあります。 リノベーションが注目されたことで、中古物件の活用が見直され、住宅をリノベーションして自分の好みに合った「理想の住まい」を作りたいという若い世代が増えています。そうしたニーズを実現するための選択肢のひとつとして、団地リノベーションはこれからますます注目されることでしょう。

やってきたのは千葉県市川市の「ハイタウン塩浜」。昭和56年に建てられた総戸数1400戸以上のマンモス団地。東京湾に程近く、海風が心地いい。

古いイメージがある団地ですが、リノベーションによって活性化が進み、住みやすさだけでなく、借りやすさもアップできると期待されています。

団地というと同じ形の建物が何棟も並んでいるイメージだが、ここには14階建ての集合住宅から2~3戸が連なる低層住宅まで、じつに多様な建物がある。吉田さん一家が暮らすのは敷地の北側に位置する2階建て住宅。長屋タイプで3件の家が並ぶ形だが、一軒一軒に独立した庭があるため、「集合住宅というより一戸建てっぽい感覚」(吉田さん)とか。

●団地リノベーション こうした現状を打開しようと、都市再生機構や全国の住宅供給公社が連携して「団地再生」を目指した取り組みが始まっています。例えば、メーカーやブランドとコラボしたり、団地内にカフェやコミュニティスペースを作って住民同士の交流を促したりと、若い世代を団地に呼び戻すプロジェクトが行われています。

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