タコ価格高騰 たこ焼き店が悲鳴
店主が嘆くのは、たこ焼きの命、タコの値上がりです。
販売業者に問い合わせると、知ってか知らずか「タコの足(章魚足)もイカの足(魷魚須)も同じ物。呼び名が2つある。多くの人が同じ物を指して呼んでいる」との返答があったという。
たこ焼きには欠かせない「タコ」の価格が高騰しています。
記事によると、タコの足の価格はイカの足よりもはるかに高く、深セン市の夜市や屋台では「たこ焼き」の中身をイカにすり替えて販売しているケースが少なくないという。
中国・広東省深セン市で販売されている「たこ焼き」の多くにイカが使用されているという。
街なかのお店でたこ焼きを買う場合、今はいくらくらいを想像するだろうか? 先日、大阪のたこ焼き屋が悩みを綴ったこんなツイートが話題となった。
「【お願い】昭和が終わって35年経ちました。にも関わらず価格を見て『たこ焼きいうたら8個で100円ぐらいやろ!』『2、3個オマケで多く入れとけや』という人が来ます」
上海市消費者権益保護委員会がこのほど、8つのECプラットフォームの35店舗から「タコの足」を購入して調べたところ、70%以上に当たる26店舗の商品が「イカの足」だったことが判明。中には、サイト上で「タコ足」と表示していながら、届いた商品のパッケージには堂々と「イカ足(魷魚須)」と明記されているケースもあった。
中国・広東省深セン市で販売されている「たこ焼き」の多くにイカが使用されているという。中国メディアの南方都市報が伝えた。
「現在の60代以上の人たちの感覚では、たこ焼きは激安のものという感覚だと思います。それこそツイートしたように8個で100円くらい。そういったお店がその価格で提供できたのは物価が安かったことはもちろんですが、無許可営業をしていたからというのもひとつです」と島田さん。
「確かに許可を得て、激安でたこ焼きを販売しているお店もあります。YouTuber やTikTokerの投稿などを見て、知っている方も多いと思います。でも、それらのお店はほかの事業をされているなどの理由から、その価格を維持できているんです。普通のお店では不可能なことです。昭和とは物価も法律も変わっています。なにより、その時代を知らない10代のアルバイトの子にキレるのはやめて欲しいです」。
無許可営業は勝手に道端で販売しているため、家賃はおろか、納税もしていない。そのため、許可を得て営業している店よりも安価で販売ができる仕組みだ。「大阪城公園」(大阪市中央区)で長年営業していたたこ焼き店が所得税法違反罪で摘発されたが、これも無許可営業だったと報道されていた。
この切実な思いをツイートしたのは、大阪・東淀川区にある「たこ焼き たこば」の店主・島田良太さん。これまでも月に2〜3回ほど、高齢者にそういった内容の言葉を投げられていたそうだ(同店のたこ焼は6個で460円、8個で610円〜)。
同委員会によると、タコの足の相場は500グラム当たり67.5元(約1450円)なのに対し、イカの足は19.8元〜33.5元(約430〜710円)程度。鑑定の結果「イカ」とされた商品の中には、500グラム71元(約1520円)で「タコの足」として販売されていたものもあったという。
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