ドル/円、151.90円台へ持ち直す…米感謝祭を前にした持ち高調整は一服(NY市場の見通し)2024/11/28 #外為ドキッ

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ドル/円、151.90円台へ持ち直す…米感謝祭を前にした持ち高調整は一服(NY市場の見通し)2024/11/28 #外為ドキッ
 

ドル/円、151.90円台へ持ち直す…米感謝祭を前にした持ち高調整は一服

欧米時間のドル/円予想レンジ:151.200-152.400円

東京市場のドル/円は、150円台後半から切り返す展開。米国の感謝祭を前にした持ち高調整が前日で一服したとの見方からドルの買い戻しが優勢となりました。また、トランプ次期大統領がSNSへメキシコのシェインバウム大統領と「素晴らしい会話をした」などの投稿。これを受けて米国とメキシコの関税を巡る緊張緩和との思惑などを背景に日本株が持ち直すと151.75円前後まで上昇しました。欧州市場でもじり高となり151.94円前後まで上値を切り上げています。

本日は、米国が感謝祭で祝日となり流動性が低くなることが想定されます。ドル/円に直接関係する経済指標の発表なども予定されていないことから動意に欠ける相場展開となりそうです。こうした中で、150円台では押し目買いが入りやすくなると考えられる一方、200日移動平均線(152.00円付近)に近付くと伸び悩む可能性がありますが。同線を再び上抜くと持ち直しの動きを強める可能性があるため注目です。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

11/28(木)
19:00 ユーロ圏11月消費者信頼感・確定値
19:00 ユーロ圏11月経済信頼感
22:00☆独11月消費者物価指数・速報値
22:30 カナダ7-9月期経常収支
22:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
22:50 クノット・オランダ中銀総裁講演
26:00 レーンECB専務理事講演

11/29(金)
08:30 日本11月東京都区部消費者物価指数
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

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経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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27日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=152円台半ばに上昇

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、株式市場で日経平均が切り返したこともあり、リスク回避の円買いも一服、151円台後半まで値を戻した。

8日午前の東京市場でドル円は小幅に反発。

東京市場はドルが小高い。早朝を安値に、一時152円台回復も視界内に捉えた動きだったが、途中で息切れしている。

ドル円は一時150.45まで急落するなど冴えない動きが続いています。日足ローソク足が市場参加者に意識されていた200日移動平均線をあっさりと下方ブレイクしたことや、強い買いシグナルを示唆する三役好転が消失したこと(遅行線が26日前ローソク足に接触した他、一目均衡表転換線と基準線のデッドクロスも実現)等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いの急速な悪化が警戒されます。但し、ファンダメンタルズ的に見ると、日米金利差に着目した円キャリートレードの継続期待や、トランプ次期政権下でのトランプ・トレードの長期化期待など、ドル円相場の上昇を連想させる材料が揃っています。ここ数日間の下落は米感謝祭前のポジション調整と捉えることもできることから、当方では引き続き、一巡後の反発をメインシナリオとして予想いたします(アジア時間は海外市場の流れを継いで続落する恐れがあるものの一目均衡表雲上限が位置する149円前後では下げ止まる公算大)。

27日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=152円台半ばに上昇。トランプ次期米大統領の関税政策に対する警戒感や米利下げ織り込みの進行がドル安・円高要因となる中、米感謝祭を控えた持ち高調整の動きが円高圧力を強めている。

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