陽線引け。98円前半で支えられて上昇するも、98円後半で下向きの90日線の手前では上値を抑えられた。日足一目・雲の中での推移となったが、6手ぶりの陽線引け。
90日線は本日、98.81円まで水準を下げてきた。同線をしっかり超えるようだと、上向きの調整幅を広げるか。逆に一目・雲の中で伸び悩むようだと、27日の下落時に支持となった雲の下限を目指す展開となるだろう。
レジスタンス1 99.22(11/27高値)
前日終値 98.49
サポート1 97.64(日足一目均衡表・雲の下限)
(執筆:11月29日、7:15)
追記:下落圧力が強まるなか、東京仲値後には一時サポート1を割り込んだ。一目・雲の下での推移が続くようだと、9月20日以来の97円割れが意識されるだろう。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル指標とは何か どのようなものがあるのか説明します
◇フィボナッチ・リトレースメントとは「フィボナッチ比率」をトレードにあてこんだテクニカル手法です。「23.6%・38.2%・61.8%・76.4%」という比率を、フィボナッチ比率、または黄金比率と呼びます。多くの投資家がフィボナッチ比率で求められた価格帯を意識する為、相場に影響を与えると考えられています。チャートの高値・安値の間をフィボナッチ比率で区切られたラインを引くことで、サポートライン・レジスタンスラインを判断します。
◇スロー・ストキャスティクスとは相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法。「Slow%K」と「Slow%D」の2本のシグナルからなるテクニカル指標。Slow%Kは、過去の一定期間における高値・安値の間で、直近の終値がどのくらいのところに位置しているのかを表す。Slow%DはSlow%Kの移動平均線です。
チャートにテクニカル指標と呼ばれるものを組合せると、さらに相場予測の精度が高まります。テクニカル指標とは何か、どのようなものがあるのか説明します。
それでは、テクニカル面から豪ドル円を構成するオージードル相場とドル円相場をみてみましょう。
テクニカル指標とは、テクニカル分析を行う際にチャートの中に組合せて使用する指標のことを指します。チャート分析だけでは見えてこない相場の買われすぎや売られすぎといった過熱感、売買のタイミングなどを簡単に確認することができます。テクニカル指標は有名なものから自分で計算・開発したものまで星の数ほどあり、自分に合ったテクニカル指標を見つけることも重要です。テクニカル指標にはトレンドの方向をわかりやすく示すトレンド系と、買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系があります。これらは単体で使う場合もあれば組合せて使うこともあります。
◇H&Sとは日本語で「三尊」とも呼ばれるチャート形状です。左右にショルダー(肩)、中央にヘッド(頭)があるように見える事からH&Sと呼ばれます。「三尊天井」という言葉は投資の世界では有名なテクニカル指標で、チャート上にこの形が現れる場合、上昇局面から下落局面へのトレンド転換局面と判断されます。上昇相場の中で、上値をアタックするものの、高値を超える事ができず、アーム(腕)形成部分まで下落してしまうのを「売り」の判断します。
2021年8月:認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得 | 2022年11月:国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得 | 10代後半からトレードの世界に飛び込み、プロトレーダーとして独立。金融機関向けテクニカル分析レポート執筆中。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。
オージードルを0.67から0.76、ドル円を105円から115円で想定した場合、2020年の豪ドル円は、70.35から87.40の動きが最大値となっています。 豪ドル円のテクニカルで想定した2020年のレンジが70円から81円、最大で85円としていますので、比較的整合性がありそうですが、やはりドル円相場が111-112円を超えて上昇できるのかが、豪ドル円の大きな反発には必要そうです。
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