柳井正氏 新疆綿の使用を否定
ユニクロは現在、新疆との関連が一切ないようですが、「ノーコメント」で済ませずに、過去の取引において、どうだったのか、現在も取引が続いている山東の魯泰は、新疆の綿花畑をその後どうしたのか、現在本当に新疆綿は製品に含まれていないかを報告する義務があるのではないでしょうか。
しかし、米税関当局から一部製品の輸入を差し止められるなど厳しい対応をとられており、柳井氏はこの日、自ら供給網の監査の体制を説明した。
本業のもうけを示す営業利益は前期比66・7%増の2490億円。国内事業は「巣ごもり需要」で部屋着の販売が伸びた。最終利益は同88・0%増の1698億円と大幅に伸び、柳井氏は「グローバルナンバーワンブランドを目指して成長を加速させる」と述べた。
ユニクロが新疆綿を使用した製品の素材仕入れ先として魯泰以外の会社があるのかも知れませんが、とりあえず魯泰に絞ってもこれだけ色々出てきた。過去にユニクロは魯泰に対して、どんな監査をやってたのか、その記録は出てこないのかなぁ…と思います。
「これまで新疆綿と表示されたベストを何着も購入してきたが、昨年末ごろから新疆の表示がなくなり、セールも行われた。」
大井真理子、ビジネス記者 ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長が、ユニクロは中国・新疆産の綿花を使っていないと初めてBBCに認めた。
先にあげた新疆魯泰紡織に視察云々の記事。文中に「丰收三场(豊収三場)」という言葉があり、これを見た時に「おやおや」と思いました。
4月8日の決算説明会で、柳井氏は今後の展望について「従来以上に本格的にアジアに進出していく。アジアで圧倒的にナンバーワンになる」と述べた。2020年9月〜2021年2月期の連結業績も、中国大陸市場で大幅な増収増益となっている。
ファストリはこれまで、強制労働に関して関係工場は自治区にないとし、柳井氏は「政治的な質問にはノーコメント」などと明言を避けてきた。
「鲁泰在新疆援建5所希望小学、支持教育事业、推动边疆发展、透过责任与关爱、累计投入近2亿元用于“济困、支教、助学、赈灾、敬老、社区支持”、投资建设鲁泰体育广场、鲁泰大道、鲁泰文化路等社会公益活动。」
しかし柳井氏は「ファストファッションの将来はないというふうに思います」と言う。
ということで、中国が生産する綿の中でも、新疆綿は87.3%だけど、それでも12.7%は「新疆以外で生産された綿」があるわけです。
柳井氏のこれまでのスタンスは?
もしかしたら、同じ形のベストを途中(声明発表の夏以後)から、新疆綿以外の綿を採用して生産を続けて、北京の店頭でのその商品への切り替わりが去年末ぐらいだった…かも知れませんけどね。
ただ、発言にはグローバル企業としての苦悩もにじむ。ユニクロ店舗の6割超は海外にあり、うち約半数は中国に立地する。ウイグル自治区の問題に踏み込んで、中国で不買運動が起きれば経営の深刻な打撃となりかねず、柳井氏は「安易に政治的立場に便乗することはビジネスの死を意味する」「多くの企業に政治的選択を迫る風潮に強い疑問を感じる」とも訴えた。
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