小陽線引け。一時1.0597ドルと、11月20日以来の1.06ドル回復をうかがう状態となった。同節目や1.0612ドル前後で低下中の21日移動平均線が目先の抵抗。一目均衡表・基準線1.0636ドルも重しとなる。いったん下押す展開も想定しておきたいが、上昇が予想される一目均衡表・転換線1.0473ドルを下抜けなければ反発の流れは崩れていないと判断してよいだろう。
レジスタンス1 1.0636(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 1.0577
サポート1 1.0473(日足一目均衡表・転換線)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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ちなみに、8月24日の値動きで、7月5日に付けた1番底の2万1462.95円に対する2番底は、8月13日の2万1851.32円で決まる可能性が高まりました。これら2つの底値に対するネックラインが7月18日の2万2949.32円です。これを終値で上抜けた場合、テクニカル的に、トレンドは「横」の可能性が低下し、ほぼ「上」で確定することになるでしょう。
しかし、為替レートは「雲入り」して、今後は乱高下が予想されます。さらに、DMIのADXが急上昇しすぎており、これ以上トレンドが強くなるとは考えにくいですし、上昇力を示す+DIも下がってきています。 もし、この時点で買いのポジションを持っていたら利益確定すべきです。まだ売りシグナルを発したとはいえませんが、テクニカルを組み合わせることの利点は、エントリーだけでなく、適切なエグジット戦略を立てられることにあるのです。
日経平均株価については、テクニカル的に、前週末8月24日の値動きで、トレンドは「下(弱気)」から「上(強気)」または「横(中立)」に転換しました。
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-今週はジャクソンホール会議に照準- 本日のイベントは、米景気先行指数が予定されています。そして今週は、欧米各国のPMI(速報値)発表が控えるほか、注目のジャクソンホール会議が3日間に渡って開催されます。 ジャクソンホール会議とは、各国の央銀総裁や財務大臣、学者、金融市場関係者が金融政策等について議論を交わす、経済シンポジウムであり、中でも8月23日に予定されているパウエルFRB議長の講演に注目が集まります。7月FOMCにて、パウエル議長は「早ければ次回9月会合で政策金利の引き下げが検討される」とついに利下げを示唆し、市場も9月からの利下げを既定路線として概ね織込んでいます。9月FOMCでの利下げ開始に向け「地ならし」をするか、明確な「アナウンス」をするか、そのトーンに注目となります。仮により踏み込んで「利下げ幅・回数」などに言及があれば、さらにドルの動意が活発化する可能性もあり、当日はヘッドラインを注視しておきたいです。 一方、足元のドル円は、一旦149円台を付けましたが、やはり戻り売り圧力も根強く、一段の上値追いの壁は高い印象です。日足チャートを見ると、ボリンジャー全体がスクイーズして縮まってきているほか、中心にある20日移動平均線は200日線をデッドクロスしています。テクニカル目線で見れば、売りサインが他のインジケーターでも出始めており、これら値幅の縮小や軟化見通しのデータも考慮しつつ、目先の取引に臨みたいです。
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