ドル/円 今日の注文情報「ドル円ショートカバーで150円後半も戻り限定、投資家は成行注文に切り替え」 2024/12/2 17:00

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ドル/円 今日の注文情報「ドル円ショートカバーで150円後半も戻り限定、投資家は成行注文に切り替え」 2024/12/2 17:00

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指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。

ドル円ショートカバーで150円後半も戻り限定、投資家は成行注文に切り替え

本日のアジア時間からロンドン時間にかけてのドル/円は小戻しも上値は限定。フランスの政局不安を意識したユーロ安・ドル高が意識される中、ストップ買いを巻き込んでドル/円は150.753円までレンジ上限を広げた。しかし、欧州勢が参入してくる時間帯になると、仏政局への不透明感が改めて意識されて、リスクオフの円買いが優勢となり、ドル/円は150.00円前後まで押し戻された。

現状のレベルの上側には目立ったオーダーがない一方で、下側では149.850円、149.900円に買いが散見される。方向性が見極めづらいこともあり、投資家はオーダー注文から、成行注文へ切り替えている模様。

ドル/円注文情報 17:00現在

 

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昨日のドル/円は前日から約0.5%上昇

現在の地合いの強さを考えるならば可能性は低いが、ドル円が153.30前後をトライする可能性も意識しておきたい。このチャートポイントは、直近高安の半値戻し(153.27レベル)にあたり、かつサポート転換の可能性を意識する水準でもある。

反落局面でのチャートポイント 一方、ドル円(USD/JPY)の反落局面では、154円の維持が焦点となろう。昨日はこの水準で相場がサポートされた。154円台で底固めのムードが高まれば、155円をトライする可能性が高まろう。

日足のモメンタムは、ドル円の強気相場に勢いが増していることを示唆している(下のチャートを参照)。今日もドル円が上昇基調を維持する場合は、引き続き155.00レベルのトライおよびブレイクアウトが焦点となろう。昨日の高値154.78レベルの突破は、155.00レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。

ドル円が153円台の攻防となる場合は、153.60台の攻防が焦点となろう。直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準が153.63レベルにあたる(下の1時間足チャートを参照)。

米ドル/円は取引量が多いため、こういった転換となる価格を見つけやすい特徴があります。

昨日のドル/円は前日から約0.5%上昇。米10年債利回りの上昇を背景に全般的にドル買いが強まると、一時155.88円前後まで上昇した。その後、ウクライナが英国製巡航ミサイルでロシアを攻撃したことが伝わると、地政学リスクへの懸念から155.06円前後へと上げ幅を縮小する場面も見られたが、対ユーロなどのストレートドルでドル買いが進んだ影響から下げ渋った。本日は植田日銀総裁の講演が予定されている。植田総裁は18日の講演で、追加利上げのタイミングについて「先行き経済・物価・金融情勢次第」との見解を示していた。そのため植田総裁の見解に大きな変化はないとみているが、念のため注意しておきたい。ドル/円は20日移動平均線を下値支持に底堅い動きを続けている。目先の上値目途は昨日上値を抑えた156.00円前後や、15日高値の156.75円前後となりそうだ。ただ、ウクライナがロシア領内への攻撃姿勢を強めており、さらに来週には米感謝祭休暇が控えている。そのため、積極的に上値を試す動きにはなりにくく、徐々に様子見姿勢を強めていきそうだ。

ドル円のトレンドを左右する日米利回り格差のトレンドが転換しない限り、ドル円は上昇相場を意識する状況が続こう。突破的な円高が見られても、現在の状況では絶好の押し目買いの機会として捉えられるだろう。

ドル円が155円台へ上昇する場合は、IG為替レポートで注目しているV計算値の水準155.28レベルの攻防に注目したい。この水準をも簡単に突破する場合は、155円のミドルそして156.00レベルのトライを意識したい。

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