東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に149円台で推移か、日銀12月利上げを警戒してドルは上げ渋る可能性」
2日のドル・円は、東京市場では149円51銭から150円75銭まで反発。欧米市場では150円44銭から、一時149円08銭まで下落し、149円62銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に149円台で推移か。日本銀行による12月利上げの可能性は残されており、ドルは上げ渋る可能性がある。
米供給管理協会(ISM)が12月2日発表した11月製造業景況指数は48.4に改善した。報道によると、ISM製造業景況調査委員会のフィオーレ委員長は、「需要の低迷と受注残の減少に伴って11月は生産活動が減速した」との見方を伝えている。サプライヤーは生産能力を維持し、リードタイムは改善傾向にあるものの、一部製品における品不足が再び発生しているもようだ。ただ、先行指標となる新規受注は50.4と、8カ月ぶりに節目の50を上回った。需要回復の可能性があることを示唆するデータとなるが、生産活動の拡大が保証されているわけではないため、米国の製造業全般における今後の業況については予断を許さない状況が続くとみられる。
《午前8時現在》
ドル・円: 149.00円-150.50円 149円近辺でドル買い興味
ユーロ・円:156.20円-157.50円 156円台前半でユーロ買い興味
豪ドル・円:96.00円- 97.60円 96円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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