NYでホテル料金高騰 観光客悲鳴
一時は、永久閉館と発表されたタイムズスクエアのエディションがオープン。再開発のために、取り壊しが決定していたグランドハイアットもオープン。コロナ禍で破産状態になって閉まっていたホテルも続々オープンし、最高級ブランドのアマンリゾートがミッドタウンに、リッツカールトンがノマド地区にそれぞれオープンする。街は観光客で溢れ、タイムズスクエアあたりは歩くことすらままならない。マンハッタンはそんな状態になった。
候補地としてあがるのが、グランドセントラルターミナルから7番ラインの地下鉄に乗って行かれるクイーンズのロングアイランドシティ―。7番線は本数が多く、夜10時を過ぎても、10分以上待たされることはあまりない。また、4つ目の駅クイーンズボロープラザ周辺にはたくさんの3スターホテルが建っている。ただ、観光地ではないので、夜道を歩くことを避け、駅から徒歩3分程度で行かれるホテルを選ぶ。
「海外からの観光客が多い京都のホテルは、相当高くなっています。大阪もそうだし、名古屋もそう。主要な都市のホテルはどんどん高くなっている。去年は1泊7000円くらいで泊まれたビジネスホテルが、今年になってから2万円から3万円くらいになっていることもあります」
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そういったなか、ホテルや旅館などの宿泊料金も高騰。コロナ禍の影響で、観光客が少なかった数年前に比べると、ホテルの料金が倍近くになっているケースも少なくないという。
急激に増加した観光客が住民の生活や観光地の環境にネガティブな影響をもたらすオーバーツーリズムが、日本各地で発生している。公共交通機関が観光客で混雑し、住民の通勤通学に支障をきたしたり、路上での飲酒や飲食、ゴミの放置など、その影響は多岐にわたる。また、飲食店や土産店では、人手不足で観光客をさばききれないということもあるようだ。
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