短期的には季節要因による円高圧力が継続する可能性、年末にかけての円買い需要に注目【外為マーケットビュー】
動画配信期間:公開日から2週間
目次
00:00 今日のダイジェスト
00:35 相場の振り返り:円高・株高の背景
04:37 足元の注目材料:パウエルFRB議長講演
06:05 日本・円の動向
08:52 米国・ドルの動向
13:04 欧州・ユーロの動向
14:55 英国・ポンドの動向
15:37 オセアニア通貨の動向
17:07 テクニカル分析
17:35 高金利通貨の動向
23:05 まとめ
動画の要約・まとめ
円高トレンドの形成
* パウエル議長の発言による利下げ期待の高まり
* 11月・12月の季節的な円買い需要(決算・ボーナス等)
* 日本の貿易収支改善の兆し(原発再稼働、再生可能エネルギー拡大)
ドル円動向
* トランプトレードと季節要因によるダブルの下押し圧力
* 148.60円台まで下落
* 年末にかけての円高圧力継続の可能性
ユーロ・ポンド動向
* トランプトレードと季節要因によるダブルの下押し圧力
* ユーロ圏の弱い経済指標
* ポンドはインフレ懸念による利下げ慎重姿勢
* 欧州の財政問題への懸念
豪ドル・NZドル動向
* インフレ高止まりによる利下げ見送り
* 中国経済への懸念
* 資源価格下落の影響
株式市場
* 日経平均の底堅さ
* GPIFの定期的な買い入れ効果
* NISAによる個人投資家の資金流入
トレード戦略
* 高金利通貨の下落リスクに注意
* 月末の需給要因を考慮
* リスク回避的な円買いの継続
今後の注目ポイント
1. パウエルFRB議長講演
2. 米雇用統計
3. 中東情勢の展開
4. トランプ氏の関税政策
結論
短期的には季節要因による円高圧力が継続する可能性が高く、特に年末にかけての円買い需要に注目が必要です。株式市場は外部要因に対する耐性を高めつつありますが、政治的リスクには引き続き注意が必要です。
日経平均上昇、利上げへの耐性ついたか?S&P500は史上最高値を更新!株・原油・金相場の最新動向【CFD】12月4日(水)野村雅道 #外為ドキッ
目次
00:00 日経平均の動向
01:53 米国株(S&P500)の動向
02:28 金・原油の動向
03:44 まとめ
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
野村雅道 氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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ドル円 一時14860円台まで下落2024年末にかけて円高継続か 12月4日
2021年は、コロナ禍に伴う原油価格高騰や、ウクライナ侵攻による天然ガス価格高騰などの資源価格高騰を背景に、輸入金額が増加し、貿易収支の赤字幅が拡大した。サービス収支についても、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、厳しい入国制限措置を取っていたことからインバウンド需要が乏しく、円買いに繋がらなかったとみられる。昨年(2021年)の経常収支の黒字縮小は、1年程度のタイムラグを伴って、2022年のドル円相場の円安圧力となろう(図表2)。
ここで気になるのは、先行きいつまで円安・ドル高が進むかという点だ。坂本(2022)で、先行きのドル円相場を占う3つの要因として、①金利要因(日米金利差)、②実需要因(日本の経常収支)、③投機要因(過度な円売り)を取り上げた。現在も、この3要因が鍵となるとの見方は変わっていない。2022年末にかけて、円安圧力がまだ続くとみられる(図表1)。
次に、2つ目の実需要因に関しては、概ね1年前(2021年中)の経常収支が、2022年中のドル円相場に影響を及ぼす格好となる。経常収支のうち、第一次所得収支に含まれる直接投資収益など一部の収益は、後からまとめて国内の親会社へ配当されることがあり、ラグを伴ってドル円相場に影響を与えると考えられるからだ1。
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